ロコモティブシンドロームとは?

「ロコモ」と略していわれていますね。

骨・関節・筋肉の運動機能の低下による歩行障害を指します。

これが「寝たきり」や「介護」へとつながるのです。

 

 

「ロコモ」の原因

 

 

この運動障害の原因となるのが、膝の関節症や骨粗鬆症、変形性腰椎症などですが、これは加齢ばかりが原因ではなく、40代にも見られるのです。

 

「日本整形学会」が定める「ロコモ」のチェックポイントを紹介しましょう。

 

 

 

 

 

次のうち、ひとつでも当てはまればロコモの心配があります。

 

◎ 片足立ちで靴下がはけない

◎ 家の中でつまづいたり、滑ったりする

◎ 階段を上がるのに手すりが必要

◎ 横断歩道を青信号で渡りきれない

◎ 15分くらい続けて歩けない

◎ 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難

◎ 布団の上げ下ろし、掃除機の使用など家事のやや重い仕事が困難

 

心配な人は早めに予防を心がけましょう。

 

 

「ロコモ」の予防方法

 

適後な運動と食生活の改善

 

30代、40代から週に2回以上の運動をする習慣をつける方が良い、と言われています。

腰痛や膝の痛みの対策としても早めに運動の習慣をつけておくべきでしょう。

骨や関節を守るためには筋肉が必要です。

筋肉を作るためには食事にも注意が必要になります。

 

良質なタンパク質、ビタミン・ミネラル、など栄養バランスを考えた食事に留意しましょう。

 

簡単なトレーニング

 

片足立ち・・・はじめは何か支えとなるものを使ってもいいですが、徐々に支えを減らしていきます。

1回に左右1分ずつ。3回くらい。

スクワット・・・スクワットにはいろいろなやり方があります。

腰を傷めることもありますから、最初は、椅子に座り、そこから立ち上がる、という方法がいいかもしれません。

1回に5~6回 2~3セットくらい。

 

つま先立ち・・・ふくらはぎの筋肉を鍛えます。

これは両足で立って、かかとを上げ下ろしします。

1回に10~20回、2,3セットくらい。

 

ほかにも、ウォーキングやラジオ体操など、気持ちよく身体を動かすことをしておくといいですね。

 

 

健康寿命を伸ばすために

 

日本人の平均寿命は男性が80,2、女性が86,6だそうです。
(2015年調べ)

 

ところがこのうち「健康で過ごせる期間」つまり「健康寿命」は平均寿命よりも、男性で9年、女性で12年も短いのです。

つまり最期の10年近くは「健康ではない」たとえば「介護状態」になってしまうのです。

 

これを避けるために、今、国の課題としても「健康寿命」を伸ばそうとしています。

 

確かに長生きしても健康でなければ悲しいです。

健康で長生き、を目指すために、自分でできることを早めに始めておくべきでしょう。

 

 



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