ウォーキングでもスポーツでも、最近(年をとってから)始める人は若い頃の感覚で、もっとできる、まだまだやれる、と自分の肉体を過信する傾向が強いそうです。
そうなると膝や腰を痛めたり、怪我のもと。
なんでもハードに頑張ればいいのではありません。
どこまで、どのくらいがいいのか。
ウォーキングの場合、何時間も歩けばいい、というものではありません。
目安は8000歩/20分。
これが基本です。
「会話ができる」程度の負荷の運動になります。
散歩がてら歩きながら、途中でこのペースを取り入れてみればいいのです。
20分で8000歩ということは、1分で400歩。30秒で200歩、1秒では6.6歩。
このペースを測りながら感覚を掴むといいです。
「20分」というのも守りましょう。
大事なのはその一日だけでなく「継続」ですから。
これを2ヶ月続けるといわゆる「長寿遺伝子」が目覚めるそうです。
また朝にウォーキングをする人が多いのですが、朝は睡眠中に水分が減少しているので、水分補給が必要です。
身体が起きていないので準備運動もしっかりと。
エネルギー代謝や、心肺機能が活発なのは
昼から夕方にかけてです。
従ってこの時間が一番運動には適しているといえます。
直射日光を避けるためには夕方が一番いいかもしれませんね。
シューズやウエアは体を守るためのもの
ウォーキングをするときには、できればウォーキング用のシューズを使いましょう。
足を痛めることが少なく、膝への負担も軽くしてくれます。
シューズだけでなく、ウエアも吸湿性に優れたもの、軽くて動きやすいものがいろいろあります。
季節に合わせて快適な服装で歩くようにします。
帽子も時間帯によっては必要です。
手には何も持たず、必要に応じてウエストバッグなどを利用しましょう。
「習慣」にして楽しく
毎日の習慣として楽しく続けたいですね。
そのためには、時間を決めて、ただしあまり長時間にはせずに。
疲れが溜まるようでは逆効果です。
お気に入りのコースをいくつか持っていると、気分に応じてコースを選ぶ楽しみもできます。
ストレスの解消にもなりますから、まずは自分が「楽しむ」ことから始めてみましょう。
老化は足から、などと言われます。
楽しく姿勢よく歩いて、若々しく過ごしましょう。