白内障の予防と症状

白内障はアトピーや糖尿病などの疾患、外傷が原因の場合と、加齢による場合とがあります。

早い人では40代で発症しますが、80歳を超えるころにはほとんどの人になんらかの症状がみられ、90歳を超えると、ほぼ全員が白内障になっているといわれています。

 

 

 

白内障の原因と予防

 

白内障は「水晶体」が濁ることによって発症します。

「水晶体」はカメラのレンズのような役割をしているので、濁ってしまうと、目の奥に光が届かなくなったり、反射してまぶしくなったりします。

 

水晶体が濁るのは、水晶体の細胞内部のタンパク質が異常なサイズに成長してしまうからです。

つまりは「タンパク質」が引き起こす病気とも言えるのです。

タンパク質の変容の原因は「酸化ストレス」です。

「酸化ストレス」は「加齢」によって発生します。
従って加齢による白内障が最も多いのです。

 

加齢による白内障を、病気ではなく「老化現象」という人もいるくらいですので、いわゆる「アンチエイジング」が予防にもなるのです。

 

日常的にアンチエイジングを意識することで、白内障の予防や、発症時期を遅らせることが可能です。

適度な運動やバランスのとれた食事が大切ですが、さらに抗酸化作用の強いポリフェノールやルテイン、ビタミンC、ビタミンEなどを摂って白内障を予防しましょう。

 

また、紫外線対策としてサングラスの着用もおすすめです。

 

 

白内障の症状

 

 

主な症状は

◎ 目のかすみ(霧がかかったようになる)

◎ 光を眩しく感じる

◎ 視力の低下

◎ 急にメガネが合わなくなる  などです。

白内障の検査は、眼科で瞳孔を大きくして水晶体を視るのですが、正常なら濁っていない水晶体の、真ん中が白くなっていたり、硬くなっていたら経度の白内障と診断されます。

この初期の段階での「進行の抑制」が大事です。

点眼薬や内服薬で進行を遅らせることができますが、白内障に関する薬は医師の処方箋がないと購入できませんから、気になったときには早めに眼科で検査を受けましょう。

 

まとめ

 

 

白内障は世界的にみると失明の原因のトップになっていますが、日本では放置さえしなければ失明することはまず無いといっていいでしょう。

 

白内障の症状が進行して、日常生活に支障が出るようになると「手術」が行われます。

日帰りで手術ができる病院もあります。

手術については、眼科医とよく相談して、納得がいくまで説明を受けるようにします。

どんなに進歩したといっても、手術には術後の合併症などの可能性はあります。

術後の定期健診も含めて相談しておくといいでしょう。

まずは「アンチエイジング」から。

予防をしっかりと心がけましょう。




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