「認知症」への恐れがいつもあります。
物忘れが多くなった。
あ、これをするのを忘れていた。
記憶力が減退しているようだ。
集中力がなくなってきた。
などなど。
いま、「認知症」は早期に発見すれば、進行を遅らせることができる、また改善することもできると言われています。
年齢と共に気になる「認知症」について調べてみました。
認知症は「治る」らしい
今、手元にあるのは
「認知症はもう怖くない」 西崎知之著 です。
この本を参考に「認知症」についてまとめてみました。
2015年4月に出版されたもので、比較的新しい本です。
このあいだ、NHKでも「認知症」は早期発見が大事と言っていました。
アルツハイマー型以外の認知症は進行が防げるとか。
ただ上記の本では、アルツハイマー型認知症にも効果が認められる薬があると紹介されています。
「薬」というよりもサプリメントのようなのですが、とても効果があったという例が多数紹介されています。
しかしながら、効果のある人とない人がいる、というのが実態らしく、まだまだ研究途中なのですね。
ただ、言えることは、認知症の予防薬というものはない、ということです。
ですから、やはり早期発見が大事になるのです。
認知症になりやすい人?
ではどんは人が認知症になりやすいか。
まずは「物忘れ度」のチェックがあります。
20項目が並んでいて、5つ以上当てはまる場合は、病院で診察を受ける方がいいと書かれています。
以下の項目をチェックしてみましょう。
● 同じ話を繰り返す。
● 物や人の名前がでてきにくい。
● 物をしまった場所を思い出せない。
● 今しようとすることを忘れる。
● 意味なくタンスの引き出しの開け閉めをして
物を探す仕草をする。
● サイフなどが見当たらないのを他人のせいにする。
● 食事で何を食べたか思い出せない。
● 電車やバスで降りる駅・停留所がわからない。
● 慣れている場所で道に迷う。
● 蛇口やガス栓を閉め忘れる。
● 計算ができない。
● 漢字を忘れる。
● 約束を忘れ、すっぽかす。
● 同じものを繰り返し大量に買う。
● 料理の段取りができなくなった。
● 趣味だった読書や裁縫をしなくなった。
● 物事に対する興味がなくなった。
● やる気がなくなった。
● 些細なことで怒りっぽくなった。
● 身だしなみに無関心になった。
さあ、どうでしょう?
私はひとつ、ふたつ、当てはまるようです。
さらに、
「60歳なったら危ない」脳は60歳から急激に萎縮するそうです。
「タバコを吸う人は危ない」吸わない人の1.5倍の発症率だそうです。
「高血圧症の人は危ない」
「糖尿病は危険因子」
「歯の本数が少ないと危ない」
「一人暮らしの人は危ない」
「腹部の肥満が危ない」
「歩くスピードが遅い人は危ない」
などがあり、ストレスも認知症発症の原因のひとつになるようです。
脳の活性化のために
普段の暮らしの中で「脳のお手入れ」ができる、ということで、具体的な方法がいくつか挙げられています。
指先を使うこと
習字・裁縫・ピアノ・ギター・パソコンなど。
指の動きは脳を活性化するそうです。
歩くこと
これはすで結果が出ている、有効な認知症の予防法です。
水や土に触れること
自然の中で視覚や聴覚を刺激すること、土に触れ、土の上を歩くで脳が刺激されます。
昔ながらの掃除
片手にほうき、片手にちるとりを持って掃除する。
雑巾を絞って床を拭く。
こうした単純作業の繰り返しも脳を刺激します。
ラジオを聴く
テレビではなくラジオです。
音や言葉から、想像したり、イメージを膨らませることで脳を刺激するのですね。
カラオケで歌う
音を聴き、声出すことそのものが脳を刺激します。
ゲームで脳を刺激する
趣味を持つ
小旅行(計画・準備も含めて)
ボードゲーム、すなわち将棋・チェス・オセロなど。
ピアノ・ギター・ハーモニカ等の楽器。
ダンス、工芸、陶芸、編み物、なども。
料理も段取りから頭を使います。
まとめ
結局は「ぼんやり」していてはいけません、ということですね。
適度な運動。
掃除や料理などの毎日の暮らしに必要なことをする。
趣味を持つこと。
常に脳を刺激し続けること。
つまりは、
脳も身体も使い続けて頑張ろう!ということです。
・・・頑張りましょう!!