朝のNHKテレビで認知症の介護についての特集をしていました。
認知症の人が増えている、という現実。
これによって、日本は認知症の介護方法の先進国になっているそうです。
まあ、だからといって将来、自分が認知症になったときに安心できるか、ということは別問題ですが。
「水」をたっぷり飲む
認知症になると、水分補給量が落ちるそうです。
自分では喉の乾きを感じない。
または、失禁の恐れがあるので水を飲みたがらない、
ということもあるようです。
しかし、水分をしっかり補給することで、運動量が増え、食事をよく摂るようになり、排泄も順調になる、という実例が多数あるそうです。
確かに、熱中症で救急搬送される高齢者が夏になると増えるのは、自分で水分補給をしないからでしょうし、認知症になると余計にそこまではできないでしょう。
「ユマニチュード法」という介護方法
フランスの方が始めたという介護の方法が紹介されました。
認知症の方と「目線」をしっかり合わせることで、コミュニケーションをとってゆく方法です。
相手の目線を捉えて、話しかける方法で、身体に触るときはやさしく触る。
相手を驚かせたり、怯えさせたりせずに、まずは安心してもらうのですね。
この方法で、認知症の方の状態が良くなり、顔つきもすっかり穏やかに変わった様子も映像で出てきました。
認知症の根幹のところは回復しなくても、周辺の症状である、徘徊とか、情緒不安定は相当改善されるようです。
特に家族で認知症の方を介護されている場合、かなり参考になるのではないでしょうか?
「認知症」も「老化」のひとつ?
「認知症」も「老化」のひとつである、という認識がもっと社会に浸透して、認知症になっても安心できる社会を作らなければならない、とテレビでは出演されていた専門家が言っていました。
たしかに、今後の高齢化社会においては、「認知症」は珍しくなくなるでしょうし、2025年には700万人になると言われています。
これは65歳以上の人の5人に1人が認知症になる、という計算になる数字だそうです。
さらに認知症の予備軍といわれる「経度認知障害」(MCI)も含めると、2025年には1500万人を超えるのではないか、ともいわれているようです。
こうなると人ごとではありません。
2025年には私は70歳です。
どんな70歳になっているのか見当がつきません。
もちろん希望としては、元気なしっかりした70歳でいたいと思いますが、「認知症」の「中核症状」は脳の細胞が破壊されて起きるそうですから、どのように予防できるのかも考えておきたいですね。
ちなみに「中核症状」とは、記憶障害で、直前のことも記憶できなくなるようです。脳が正常だったころの記憶は残っていますが、やがてそれも失われてしまうようです。
そのほか、判断力の低下、見当識障害(時間、日にち、状況が把握できない)があります。
「認知症」の予防
つまりは生活習慣の改善と脳を使うこと、これです。
食生活では、
◎ 野菜。果物を摂る(ビタミンC、E、βカロチン)
◎ 魚を食べる(DHA、EPA)
◎ 赤ワインを飲む(ポリフェノール)
週に3日以上の有酸素運動(ウォーキングなど)をする。
知的行動習慣をつける。
文章を書く(日記など)、読む、ゲームをするなど。
睡眠習慣
30分未満の昼寝、できれば朝、太陽光線を浴びる。
さらに「脳」の機能を鍛えるために、
「エピソード記憶」を鍛える
2日遅れ3日遅れの日記をつける。つまり記憶を思い出すのですね。
またはレシートを見ないで記憶だけで家計簿をつけるのも。
「注意分割機能」を鍛える
料理をつくるときに同時進行で何品かを作る。人と話す時に相手の表情や気持ちに注意する。
仕事や計算をてきぱきと行う。
「計画力」を鍛える
効率の良い買い物の計画を立てる。
旅行の計画を立てる。
頭を使うゲームをする(囲碁、将棋、マージャンなど)
やり慣れたことfではなく新しいことをする。
「予防」については「認知症ネット」というサイトを参考にさせていただき一部引用しています。
このサイト内に「認知症チェック」というコーナーもありますから、よろしければチェックしてみてください。
まとめ
2025年には70歳!!
一番響いたのはここかもしれません。
立派な「高齢者」です。
いや、このころには別の呼び名があるかもしれませんね。
まあ、お互いに元気で、頑張りましょう!!