「胸椎」の圧迫骨折であることがドクターの説明でようやく明らかになりました。
ドクターは何度も説明しました、とおっしゃりますが、本人に伝わっていなければ「説明がない」のと同じことです。
結局は「言った」「言わない」の話になり、ドクターはいかにも患者が高齢故のボケから、話したのに忘れているのだ、と言いたい様子。
これで完全に信頼感は失われました。
転院希望
患者本人に代わって説明を受けたところ、「胸椎圧迫骨折」だそうです。
腰から脇までを支えるコルセットを2~3ヶ月は着用する必要があるそうで、特に「前かがみ」の姿勢が良くないそうです。
あらたな圧迫によって神経が影響を受けて足が麻痺する可能性もあるとか。
ですから自宅での生活にすぐに復帰するのは諦めて、転院してリハビリを続けることにしました。
近辺の病院を当たってもらい、どうやら転院のめどが立ちました。
退院後の受け入れ体勢・・・
「介護付き有料老人ホーム」なのに
入居しているのは芦屋にある「介護付き有料老人ホーム」
です。
頭金数千万の、決して安くないホームですが、付属する病院がありませんし、常駐の医師がいません。
なので今回のように転倒した場合は救急車での病院搬送になります。
ホームのスタッフが付き添うこともありません。
転倒するまでは、いわゆる「自立」で生活していましたので、ホームが提供する介護サービスを受けたことがありません。
退院後の生活がどうなるか、まだ分かりませんが、確認の意味もあって聞いてみると、これがまた、わかりにくい。
介護サービスを受けるには新たに「特別契約」を結ばなくてはいけないそうです。
それは公的な「介護認定」を前提としたサービスで、介護度に応じて認められた介護サービス料金を上限まで使い切って提供されるとのことです。
介護認定が「自立」とされたときは、サービス料金は全額自己負担になるそうです。
また入浴サービスは施設内の2階にある共同浴場のみでの提供しかなく、自室ではできない決まりになっているとか。
担当者は分厚い書類を持っていながら「わかりにくくて」とあまり細かいところまでは説明してくれません。
内心、「わかってないんちゃう?」と思いつつにこやかに
対応。
ホームそのものの在り方もそうですが、高齢者相手のこのようなビジネスの胡散臭さを感じましたね。
一人暮らしの方などは、よくわからないまま契約してしまうのではないでしょうか?
芦屋の「高級老人ホーム」だから安心と思う人もいるでしょうが、私の義母は神戸のホームにお世話になって、隣には付属の病院があり介護士さんの目が行き届いていて
安心できる環境にいます。
ホームによって受けられるサービスが違いますから、施設に詳しいケアマネに確認するのが本当はいいのです。
ただ、まだ元気で介護認定も受けていない状況では、ケアマネとの接点がなく、必要な情報が手に入らないのです。
高齢者が安心できる社会、というのはまだまだ実現困難で、高齢者は常に「搾取」される側にいる、と思わざるを得ません。
老人ホームへの転居時に、高額なマッサージチェアが無なった、とか、タクシーがやたらと遠回りする、とか。
嫌な話をたくさん聞かされます。
まとめ
信頼できる専門家、この場合はケアマネのような存在に当るのだろうと思いますが、病院の「総合支援」担当の方が転院についてテキパキと動いてくださいました。
仕事ぶりを見れば大体はわかります。
ケアマネも「ピンキリ」と聞きます。
どうやって正しい情報を得るのか、まさに情報の時代だなあと思ったのでした。
情報は溢れていますが「何が正しいのか」が判断しにくいですね。