琵琶湖に立つ「大鳥居」をご存知でしょうか?
『近江の厳島』ともいわれています。
白鬚神社と大鳥居
琵琶湖の西、「湖西」地区の高島市にあります。
「白鬚神社」は約2000年前に創建されたといわれる近江最古の神社です。
琵琶湖に面している本殿は豊臣秀頼にょって寄進されました。
この本殿の境内にある鳥居の先に「大鳥居」があります。が、今は本殿の鳥居と琵琶湖の間に国道があって、白鬚神社の境内が分割されたようになっています。
(この国道は車の交通量が多いので、横断するときは気をつけてください)
大鳥居は、琵琶湖の沖合58メートルの場所に立っています。高さ12メートル、幅7.8メートル。
室町時代に、天下変災の前兆として突然現れたという伝説があって、それをもとに1937年に寄進され、1981年に再建されたのが現在の大鳥居です。
大鳥居の向こうには「神の島」とされる『沖島』が見えます。
この方向がちょうど東にあたっていて、水平線から日の出が見えるので、初日の出の名所としても有名です。
土曜日曜は日没から2時間ライトアップされて、その光景は一見の価値があります。
また『白鬚神社』はパワースポットとしても近年有名です。
「高島びれっじ」と道の駅「しんあさひ風車村」
琵琶湖の湖西地方は、あまり便利ではないのですが、白鬚神社に行くのであれば、少し足をのばして、「高島びれっじ」を経て、「しんあさひ風車村」へ、というのが
おすすめです。
「高島びれっじ」というのは、旧城下町の高島市の昔ながらの街並みを利用した飲食店などのエリアです。
パン屋さんやカフェがあってランチやスイーツが楽しめます。
ここのプリンが美味しいです。
「しんあさひ風車村」は琵琶湖畔にある道の駅です。
オランダ風車などをイメージした建物にちょっとびっくりしますが、ここでのおすすめは「花しょうぶ祭り」です。
250種100万本の花ショウブが見られます。
「花ショウブ園」9:00~17:00 500円
0740-25-6464
☝残念ながら「花ショウブ園」はリニューアルのため、
平成30年まで休園中でした。
しばらくお待ちください。
アクセス
JR湖西線「近江高島」駅下車。
車なら名神高速道路の京都東ICを下りて国道161号線
を北へ約1時間。
蛇足
なぜか琵琶湖は心惹かれる場所です。
ひとつには琵琶湖周辺に歴史的な場所が多いことが
あるでしょう。
比叡山延暦寺、彦根城、長浜城、三井寺、石山寺、
安土城、こう並べると時代もバラバラですが、例えば
「石山寺」と言えば、紫式部と源氏物語にゆかりのある
お寺でもあります。
平安時代、室町時代、安土桃山時代、江戸時代
と琵琶湖のある「近江の国」は京都に近い場所柄
から重要な役割を果たしてきました。
そうした時代を経てもなお変わらない琵琶湖の湖面
が、見るものの感傷を誘うのでしょうか。
何度も行きたくなる場所です。