出来れば自分の足で歩き続けたい!
これが高齢者の切なる願いではないでしょうか?
歩くことさえできれば家で過ごせます。
買い物にもいけますし、旅行にだって。
膝が痛むようになり、杖が必要になり、歩くのが不安になり、諦めるようになると・・・、
車椅子が待っています。
そうなると自宅では過ごせなくなって、デイサービスの利用、次に施設。
今80代90代の方の多くは脚、もしくは足がむくんでいます。
気づいてからではちょっと遅いのです。
本屋さんに行けば多くの「運動」の本が並んでいます。
膝の痛みを直す、むくみの解消、筋肉をつける運動、などなど・・・。
足のふくらはぎは、第二の心臓といわれ、末端の血液を心臓に送るという大事な役目を持っています。
足の裏には大事なツボがたくさんあります。
足のむくみは、大事な足の機能を十分に働かなくさせてしまいます。
「運動」は大事ですが一番の問題が「続かないこと」ではありませんか?
毎日の習慣にしてしまいましょう!
ポイントはこれです。
一番いいのは「家事」
掃除、洗濯、炊事。
もう当たり前の家事です。
掃除。
もちろん掃除機は使います。
でも、ちょっとした拭き掃除はどうでしょう?
床の汚れとか、階段の端とか、窓の桟とか。
気になった場所をちょっと掃除しましょう。
洗濯はほぼ洗濯機がしてくれますが、干すのは?
たとえば我が家が階段を上がって洗濯ものを干しにいきます。
これ毎日ですから、上がったり下りたりを繰り返します。
炊事。
食器を並べて運んだり、また片づけたり。
頭も手も使います。
普段の家事をしっかりすることで、充分運動になりますし実際むくんでなどいられないです。
私は以前事務仕事で座ったまま、けっこう長い時間働いていました。
足はむくみましたし、お風呂でふくらはぎマッサージをたまにすると、もう痛くて、足の奥深くに固い塊ができていて、それをほぐすのにとっても時間がかかりました。
大体本に書いてあって、その「コリ」をよくほぐすことが大事だそうなんです。
足首もちょっと気持ち悪く太くなっていて、足「首」という感じが薄れて、くびれてないし~というありさま。
主婦なんですが、我が家の家事はいままでけっこう手抜きで。
なのでこの「家事」を仕事にしてしまおう!と決めました。
特に資格がなくても大丈夫、もちろん家よりも丁寧に、徹底的に、テキパキと、ではあるのですが。
仕事の行き帰りも極力歩きで。
すると、足のむくみはいつの間にか解消。
お風呂でマッサージをする必要もないくらい。
時には「しんどいわ~」と思う時もありますが、もう毎日の習慣ですから。
多少の収入にもなって、自分の健康づくりにもなる。
いつまでも自分の足で歩ける老後のために、今を頑張るわけです。
結局「楽」はできないけれども・・・。
なかなか「のんびり」はできません。
高齢の方の家事支援となると、一人暮らしの方が多くて、勝手にやすむわけにはいかないのです。
また、お互い、慣れた人がいい、というのもあって、よほどのことが無い限り、仕事は続きます。
でも、家族以外の誰かの役にたつというのは嬉しいもので、以前の仕事よりも「やりがい」を感じています。
まあ、こんなふうに生きてゆくのもいいのではないでしょうか?
決して贅沢な暮らしではありません。
ごく普通に暮らしていける程度の収入があって、元気であれば。
自分のことは自分でやって。
少しは「おしゃれ」もして。
今日も元気に頑張ろう!と思えれば上出来です!