40代50代はまだ「老い」という意識はなかったのですが。
むしろ「成熟」という感覚?
ところが60代になると、疲れが取れない、体のあちこちが痛い、など「老化」を感じるようになってきました。
還暦以後は約20年?
日本人の平均寿命は、女性86歳、男性80歳。
「還暦」後はだいたい20年でしょうか?
これまで考えなかった「時間があまりない」という感覚、まずこの感覚にちょっと落ち込みます。
いままで時間だけはたっぷりある、と思っていましたが、そうでもないようだ、と思うのは新しい感覚です。
さらに「老い」という感覚。
白髪やシミや、小じわ。
記憶力の減退、体力の低下、などなど。
そんなことを考えるうちに、「老化」を認め、納得しようとする「弱気」な自分を発見。
これでまた、ちょっと気分は落ち込むのです。
無駄な抵抗はやめよう!というのとは、少し違う反発。
これがある限り、まだまだ諦めないぞ!という思い。
何か見えるのものがあるはず
「亀の甲より年の功」という先人の言葉を信じて、何か見えてくるものがあるはずと思っています。
そうでなければこれまでの60年はなんだったのでしょう。
年輪は貴重な財産ではありますが、過去の体験を生かしてこその今後です。
失敗も、反省もありますが、「明日は明日の風が吹く」というのも人生の真実。
「風に吹かれて」という昔のエッセイのタイトルを思い出しました。
吹いてくるいろいろな風を味わいながら、歩いてゆく、そんな日々になるのだろうと思います。
とはいえ、気になることはたくさんあって、美容のこと、健康のこと、ダイエット、趣味のウォーキング、その他。
あちこちにアンテナを張って情報収集をしながら、還暦以後を過ごしたいと思っています。
・・・追記。
ところが2018年、今や「人生100年」だそうです。
20年どころか40年。
還暦というのはどういう位置づけになるのでしょうね?
ま、確かに60代はみんな若くて元気です。
70代もそうなってゆくのでしょう。
とすれば、まだ遥か彼方のような気がする80代90代も捨てたものではないかもしれません。
元気でさえいれば、ですが。
希望を持ちましょう!
さらに追記。
人生100年を生きるには?
現在63歳になりました。
病気もしましたし、母を亡くしました。
ガン闘病中の弟もいます。
つまり、年齢を重ねることは、観念や想像ではなく、こういう毎日の積み重ねなんですね。
そういうことが分かってきました。
老後というのは、安らかな生活ではなく、戦いの場なんだな、と知りました。
健康を維持するための戦い、精神を老いさせないための戦い。
これを放棄せずに、戦い続けることが、今後を生きることなんだな、と今は思っています。
特に長生きしたい訳ではありませんが、生きる戦いを続けることが生きることなら、負けたくはありませんから。