この年代になると「親世代」は80代。
同級生を見ても、介護の問題に実際に直面しています。
程度にもよりますが、自宅で、自分で世話を、となるとなかなか厳しい介護の問題があります。
夫婦で「施設」へ、という選択
2016年の年明け後、我が家のご近所では3軒のお宅が無人となって解体されました。
1軒はお一人暮らしの90歳の方が東京の息子さんと同居するために転居。
2軒はご夫婦でお住まいでしたが、ご高齢のために「施設」に入居されお家は処分。
いづれも、早々に新たな購入者が決まって、たぶん、まもなく新たに住宅が建つのでしょう。
我が家には同居の主人の母がいましたが、昨年の再度の入院から歩行がやや困難になって、今は神戸の施設に入居しています。
設備の整った綺麗な所で、家族としても安心してお任せしています。
「親世代」の介護をする「子世代」がすでに60代となると、実際の負担は体力的にも大変です。
私たち夫婦は息子の世話になる気はないので、やはりいずれは高齢者住宅というのか、安心できる場所を探すことになるのだろうと思っています。
それまでは、できるだけ元気で、健康でいたいと思います。
同年齢の方の中には、実家の親の世話もあって、ますます大変な方もいらっしゃいます。
共倒れになってはいけないので、まずは無理をしすぎないことが一番です。
自分自身が健康で、元気でいないと、結局はまわりに迷惑をかけることになってしまいます。
「老後」のプランを考えつつ、「今」を楽しんで生きる。
そうできたらいいなあと思っていますし、そのために今するべきこと、できることを考えています。
まだまだ「現役」なので・・・・
今の60歳前後の方は、まだまだ仕事をしている方が多いと思います。
もちろん「悠々自適」の方もいらっしゃるでしょうが。
私にとっては仕事も「楽しみ」のひとつであり、いろいろな意味で刺激を与えられる場でもあります。
まだまだ仕事を辞めよう、と決断することはできません。
なんだかんだ言いながら、しばらくは仕事を続けてゆくでしょう。
「親世代」は年金をはじめとして、比較的に恵まれた老後を過ごすことができているのではないでしょうか?
私たちは、自立自助というのか、自分たちでなんとかやっていかねば、という世代だと思います。
人間ある程度のストレスがないと、元気で長生き、とはいかないらしいので(最近読んだ「アンチエイジング」の本に書かれていました)、身体や精神のケアをしながら、そういうことも楽しみつつ、元気に日々を過ごしたいと思っています。
親世代から学ぶこと
最近、母を亡くして思うのは、
まだまだ話をしたかった、ということです。
結婚後は、遠く離れているので、あまり話らしい話ができませんでした。
これはちょっと後悔していますね。
と言っても、たぶん、本当に大事なことは、話さないままだったろうとも考えています。
「大事なこと」
つまり、お葬式のこと、家のこと、母亡き後の今後のこと。
これは、もう、子どもとして察するしかないのか、と。