最近テレビというとなんとなNHKを見ています。
特に何も考えずにTVをつけると、まずNHKにする。
昔はほとんど見ていなかったのに、知らなかったドキュメンタリー番組に妙に感動します。
72時間?
たとえば、72時間一定の場所にカメラを置いて、やって来る人にインタビューする、という番組。
放送時間を把握してはいないのですが、たまたま出会って数回見ています。
先日は大型トラックの駐車場だったでしょうか?
そのほか、
カバン屋さんだとか、お寺で修行する人たち、とか。
うろ覚えですが、見ているときは結構見入っています。
これって、将棋の藤井さんも好きといっていましたね。
淡々と様々な人生が語られて、作り物でないところがとてもいいです❗️
葛飾北斎の「ブルー」と「応為」
先日は北斎の「ブルー」の色を解明する番組に出会って、これまで、常識程度にしか知らなかった北斎に俄然興味が湧きました。
70歳をすぎて、ようやく絵がわかってきた、と言い、86歳90歳になったらさらに上達するだろうから、100歳までも生かして欲しいものだ、と願ったとか。
NHKが「科学的に」解明した「ブルー」
特に、小布施の祭屋台の天井の波図、
これが出色でした。
波から宇宙へと広がってゆく世界。
さらにこの波を描いた周りの色彩豊かな鳥・花・天使の世界は北斎の娘「葛飾応為」が描いたそうで。
「夜桜美人図」や有名な「吉原格子先之図」に改めて感動。
知らなかった世界が開けたようで、嬉しいです。
「生きるエネルギー」への憧れ?
これを書きながら思ったのですが、つまりは、いろいろな人たちの「生きるエネルギー」に触れるのが、きっと気持ちいいのだろうなあ、と。
どこまでも描くことを極めようとした北斎。
また、その北斎の「色」を解明する専門家の情熱。
ドキュメンタリー番組のすごいところは、いわゆる「脇役」の登場人物にも存在感があって、今を生きる熱意が伝わってくるところです。
自分からこれを見ようと意図したわけでなく、偶然の出会いのように巡り合って感動する。
そんな時間を楽しんでいます。
「成熟」と「老化」は紙一重?
あえて言えば、
精神は成熟し、肉体は老化してゆくのが自然の流れか。
と達観できるほどに成熟しているわけではありません。
知らないことが多過ぎる。
あれもこれも、と思っても時間が足らない。
仕事もやめたくはないし、特に熱中できる趣味もない。
なんだか時間の使い方に余裕がなくて、悲しいですがまあ、まだまだこれから、と思ってやっていこうと思います。
まず、北斎と応為について、少し勉強してみます。