近藤正臣さんは今、大河ドラマ「真田丸」に本多正信役で出演されています。
すっかりベテランの俳優さんになられて、幅広く役を演じられていますがこの方のデビュー作「柔道一直線」での登場は衝撃的でした。
なにしろ、ピアノに飛び乗って足で弾いてしまうのですから。
長髪で、柔道着で。
「柔道一直線」の「結城真吾」
おそらく私と同世代の方は記憶に残っているのではないでしょうか?
一条直也(桜木健一)のライバル役で、柔道の天才結城真吾。
確か、当時、既に高校生ではなく、20歳くらいだったはず。
と思っていたのですが、調べてみると1942年生まれとありますから、1971年の「柔道一直線」では29歳。
その後、田村正和主演のドラマに出てさらに人気ものに!
「木下恵介シリーズ」として「冬の雲」「春の,嵐」などがあったと思います。
主題歌がロシアの民謡でしたか、「ポーリュシカ・ポーレ」
野心家で、資産家の息子の田村正和の妹と恋に落ち、警戒されながらも愛を貫くといっ役どころではなかったでしょうか?
うろ覚えですが、当時木下恵介・脚本のドラマは大好きでした。
存在感のある俳優として
大河ドラマにもたくさん出演されています。
「龍馬伝」の山内容堂役も印象的でした。
朝ドラでは関西弁のご老人というのか、商家の旦那さんというのか、この人ならではの役柄を演じていますね。
映画では最近「老やくざ」の役で出演。
これは見たかったのですが、日本映画はあまり見ないので、見逃してしまいました。
現在は74歳。
まだまだ様々な役で見させていただきたいと思っています。
若いころは「二枚目」専門でしたが、
このごろは、「真田丸」のような、トボけた役柄にも味があって、素敵です。
74歳というのにはびっくりします。
これからも見ていたい役者さんです。