この間、寺尾聰さんが「ルビーの指輪」を歌っている懐かしい映像を見たら、これも「ザベストテン」だったと思うのですが、ちょっと振り返ってみたくなりました。
『ザ・ベストテン』は、1978年1月19日から1989年9月28日までTBS系列局で、毎週木曜日の21:00 – 21:54 に生放送されていたTBS製作の音楽番組。全603回放送されました。
1978年といえば昭和53年。
1989年は昭和64年。つまり平成元年です。
平成元年はたとえば映画「ロクヨン 64」で取り上げられていたように1月8日に始まりました。
昭和64年は1月1日から7日までの間だけです。(昭和天皇崩御が7日)
「ザ・ベストテン」は昭和のイメージがありましたが、むしろ昭和の後期から平成元年に放送されていたのですね。
「ザ・ベストテン」概要
知っている人はもちろん知っていますが、念のために確認を。
毎週木曜日夜9時からの生放送。
私は毎回見ていたのではないでしょうか?
司会は久米宏さんと黒柳徹子さん。
久米宏さんは1985年4月まで司会をされていましたが、その後は男性司会者が変わっていって、正直そのあとはあまり見なくなりました。
おそらくこのあたりまでが一番いい頃だったのでしょう。
その週のベストテン10位から順番に発表。
歌い終わった歌手は後ろのソファで見ていましたね。
生放送ですから、来られない歌手は中継もありました。
さまざまな名シーンも生まれました。
寺尾聰さんの1位記録の更新を記念して寺尾さん専用の赤いソファが用意されたシーンは鮮烈に覚えています。
また、うろ覚えですが「イモ欽トリオ」シーンではセットごと回転していませんでしたか?
ほかにも、ジュディ・オングさんのゴージャスなシーンとか、印象に残っている場面がたくさんありました。
この頃は、まだまだ家族でテレビを楽しむ時代。
またヒット曲もほとんどの世代が共有できる時代でしたから、時代、年代を代表するヒット曲がちゃんと存在していましたね。
そういう意味では歌謡曲、jーポップ?にとっても幸せな時代と言えるでしょう。
その後、このような歌番組は無くなって、好みも多様化し、果てはCDが売れない時代へと変化してきたわけで。
時代を代表すると言えるような楽曲も減ってきました。
何が、どんな意味で、時代を表すのかさえ曖昧で、それぞれの好み次第ですから、アーティストにとってはいい時代なのでしょうか?
当時の「ザ・ベストテン」の常連といえば、マッチ、聖子、トシちゃん、「新御三家」、中森明菜、といったメンバーだったでしょうか?
これは私のイメージなので、偏っていたらごめんなさい。
思い出すと芋づる式に昔が蘇ってくるものですね。