高齢になると、補聴器を使う人が増えます。
ここで問題なのは、補聴器が高額の割に役に立っていないことです。
数十万円する補聴器が何度調整しても上手く聞き取れない状態のまま。
こういう悩みはよく聞きます。
特に携帯電話との相性が悪いらしい。
これは本当に困ります。
今後、高齢者用の携帯電話が増えてゆくでしょうが、耳が不自由な人が使えるものを是非考えて欲しいです。
聞き取りにくい、繋がらない!
音量の調節は大小の調節しかなくて、大きくすればワンワンして何を言っているのかわからない、小さければ聞こえない。
独居で外部との連絡は携帯が頼りという人は多いでしょう。
親戚の番号は携帯に記録していてそもそも本人は覚えていない。
何かの時には、携帯での連絡になるのです。
それなのに、繋がらないことすらあります。
そういう場合は、電源を切ったり入れたりすればいいらしい。
でも本人は、以前使っていた電話はそんなことは無かった、だいたい切ったり入れたりとか、できんわい(怒💢)ということで。
若い人とはちがうのです。
それなのにショップの店員は若い人ばかり。
マニュアル通りの対応しかできない。
お客様センターに電話すると、責任者がそれなりの対応をしてくれますが、その電話自体を本人ができないので、代理つまり私がすることになります。
高齢者にとっては、例えば急な入院とか、不測の事態には携帯での連絡が頼りです。
それなのに繋がらないことすらあるのでは安心して持てない!
この不安をもっと理解して欲しいものです。
いわゆるガラケーよりスマホが良いかも、といわれましたが、スマホは高齢者のばあい反応しない事があるようですし。
手の乾燥とか色々。
まあガラケーでも何でも当たり外れはあるでしょう。
その場合の臨機応変の対応をしてもらいたいものです。
機種変だから、修理のみで交換はできない、とか、規程のルールでしか対応できないのでは途方に暮れた高齢者はどうすればいいのでしょう!
高齢社会には高齢者に対応する姿勢が必要です。
そういう意味は、例えばショップに高齢者の悩みが理解できる年配の店員さんを配置するといった対応も必要でしょう。
若い店員はマニュアル以外のケースにはお手上げのようですから。
世界に先んじて高齢化が進んでいる日本では、例えば補聴器はドイツなどの外国のものが高額でもあり、良いとされているようですが、それを微調整出来る技術者がいません。
いくら高額で性能が良いと言っても使えなければ役に立たないのです。
国産の性能の良い、調整がきちんとできるものの開発は、日本の企業なら得意ではありませんか?
おそらく多くの高齢者を困らせている補聴器問題。
これにチャレンジする企業を待っています。
・・・・・・で、携帯電話の問題ですが、修理しかできない、というマニュアルと、もうこの個体では不安だから、交換したい、という高齢者の希望と。
機種変は今年一月にしているので、規程上は解約して新たに購入となるのかもしれませんが。
さて、高齢者の不安の思いは届くのか?
電話会社の対応を待っています。
結果、機種変は無かったことになりましたが・・・・
高齢者の希望が通る形になって、そこは嬉しいです。
が、やたらと書類手続きが必要らしく、手間がかかります。
まあ、ショップの店長の管轄外のことらしいのですが、煩雑な手続きに、高齢者がまた怒り出しそうです。
結局、高齢化はどんどん進んでいるのに、あらゆる場で高齢者への対応ができていない、ということなのでしょう。
例えば耳が遠い、というだけで、まるで認知症であるかのような態度は失礼でしょう。
理解力もちゃんとあるのです。
わかりやすく、ゆっくり話してくれれば、充分理解できるのですから。
で、補聴器については、いろいろ問題があることが分かってきました。
これについては、また改めて。