知人・友人のツテ以外に仕事を手に入れるにはどうしたらいいか?
それにはハローワークや他の求人サイトを利用することです。
職種、給料、通勤範囲、働く条件など、実にさまざまな求人があり、情報があります。
その情報量の多さは友人・知人のツテとは比較にならないほどです。
これと思う求人があったら、迷わずチャレンジするべきです。
第一歩は「履歴書の書き方」
通常、履歴書による書類審査があります。
ここを突破しないと面接には進めません。
「履歴書」の書き方にはコツがあります。
知ってましたか?
履歴書を70 社以上に送った経験のある、ハローワークの相談員が話していました。
面接に進むためには、漠然と「履歴」を書くだけではいけません、
相手の知りたいことを書く、これが大事です。
つまり、「どんな人かな?」『会ってみたい」「話を聞いてみたい」と思わせなくてはいけないのです。
そのためには、丁寧に、わかりやすく、明確に書くことが大事です。
ですから、雑に書いてはいけませんし、不備があってもいけません。
締め切りギリギリに届くのではなく、余裕をもって先方に届くように心がけることも大事です。
具体的には
用紙はJIS規格の用紙を使う。
出来れば手書きで、字が下手でも丁寧に書く。
学歴欄は、特に高校以上は入学・卒業の年月を記入し、校名、学部名、学科名、などは省略せずに明記する。
職歴はすべて記入する。アルバイト・パートも含め仕事内容を簡潔に、かつ詳しく書く。
退職理由は、たとえば「一身上の都合」とかではなく具体的に。(「親の介護のため」など)
会社都合の場合は、「倒産」「契約期間満了」などと書きます。
免許・資格は応募内容により優先順位を考えて書く。勉強中のものも書くと、意欲がアピールできる。
志望動機は、必ず注目されるので、具体的に、また何ができるかを積極的に自分の言葉で書く。
(自己中な理由、たとえば「給料がよい」「通勤が便利」などと書いてはいけない)
特記事項では健康であることをアピールする。
また写真は、とても重要なので、写真屋さんで、髪型もきちんとしてカラー写真にします。
ビジュアルで選考の7割が決まる、と言われているそうです。
貼り付ける前に、写真の裏側には名前を書いておきましょう。
書き終えたら。誤字はないか、用紙が折れ曲がっていないか、年号は統一されているか、用紙が汚れていないか、チェックします。
「履歴書」を送付する場合に注意すること
必ず「添え状」を同封します。
ハローワークの紹介状も忘れずに。
クリアファイルに入れてから封筒に入れ、宛名は省略せずに、担当者名まで記入します。
封筒の表に赤字で「履歴書在中」「応募書類在中」と書き、裏には自分の住所・氏名を書きます。
万が一、料金不足にならないように、郵便局の窓口に出しましょう。
「添え状」について。
こちらにも、送り先の会社名、部署、担当者名、自分の住所、氏名、電話番号を書きます。
あいさつ文、自分のPR、志望動機など、健康、体力面などもアピールしておくとよいでしょう。
上から順番に、
添え状、
紹介状、
履歴書、
職務経歴書、
をクリアファイルに入れて封筒に入れます。
「面接」の準備
書類審査を通過したら面接です。
「普段の自分」を見せればいい、ではいけません、
大勢の中から選ばれるためにはそれなりの準備が必要です。
まず応募先について、何を一番に求めているのかを知りましょう。
求人票やホームページをじっくり読む。
ハローワークの相談員に聞く、などして情報を集めます。
次に「履歴書」など送付した書類の内容を自分で確認しておきます。
これをもとにして、話をするようにします。
身だしなみに注意します。
清潔感、機能的かどうか、仕事先にふさわしい身だしなみかどうか。
たとえば調理なら爪のチェック、営業なら靴のチェックなど。
家族や友人にもチェックしてもらいましょう。
面接日時、会場、所要時間、相手の連絡先、などを確認し、メモしておきます。
面接会場では
時間厳守で10分前には到着しておきます、
動作は若々しく、テキパキと。
挨拶のときには「よろしくお願いします」と言ってから礼をします。
挨拶とお辞儀は同時ではなく、分けたほうが相手にきちんとした印象を与えるそうです。
椅子に座るときは、背もたれに背をつけないこと。腰を伸ばしたままの姿勢で。
概ねここまでの「第一印象」が最も大事で、外観と話し方で90%以上が決まるそうです。
話の内容による印象付けはごくわずかだそうですから、まずは外観に気を配りましょう。
仕事を探して就職する、と決めたらくじけない!
何度か断られると自信がなくなって、就職活動が嫌になります。
自分はダメだ、と思ってしまいます。
やりたい仕事があるなら、そこでくじけないことです。
面接での反省点、改善点などをメモしておいて、次に役立てましょう。
一度の不採用でがっくりしている場合ではないのです。
今後の人生の過ごし方がかかっているのですから。
そう思えば、頑張れませんか?
70社とまでは言いませんが、10社20社は当たり前、くらいの気持ちでいきましょう。
自分はダメだ、と自分を責めるのではなく、前向きに、改善できるところは改善して、「次」に行く、と割り切って、諦めないことです。
そのチャレンジ精神があなたをさらに若々しくするのですから。