いわゆる家事支援で訪問している方の中には90歳を超えている方がいます。
女性ばかりですが。
この方たちに共通しているのは「独り暮らし」ができていることです。
着替え、入浴、トイレ、洗面が自分でできる、ということですね。
もちろん、高齢ですから、目が悪くなっていますし、足は弱っています。
でも認知症の心配はありません。
家の管理、お金の管理、買い物、献立を考えること、など日々の暮らしに欠かせないことは、自分でできています。
主婦の仕事はいくつになっても変わらず、毎日のルーティンが続きます。
掃除、洗濯、炊事を毎日続けていれば、脳も筋肉も動き続けていてそれほど退化しないらしいですね。
また、みなさん配偶者に先立たれていて、独り暮らしなのですが、その独り暮らしを楽しんでいます。
手のかかる夫を見送って、生き生きとすごしています。
結局、女性は強いなあ、というのが結論ですね。
身だしなみを整え、趣味を持つ暮らし
男性は高齢になると「身だしなみ」に興味を失います。
もちろんきちんとした方もいますが、そういう方はどうも女性からすると「セクハラ」と言いたい行為がある気がします。
一人暮らしの男性高齢者を訪問したことはありません。
が、よく聞くのはそういう場合、セクハラと言える行為がしばしある、ということです。
ですから、独居の男性の家事支援の訪問は注意が必要です。
複数で訪問するなどの工夫が必要でしょう。
女性は一人暮らしが出来ている人はだいたいオシャレですし、それぞれ趣味があって、外出を楽しんでいます。
お化粧をして服を選び、足元に不安があるので、タクシーを使っての外出が多いです。
こんな90歳になりたいものですが、すくなくとも足腰は鍛えておいて、自分の足で歩き続けたいと思いますね。
そのためには今から、毎日の習慣として、簡単なスクワットや筋トレ、掃除での全身運動などを心がけておくべきでしょう。