今や「人生100年」時代だそうです。
60歳を超えた程度では、まだまだ人生40年を残していること
になります。
そうなると、考えるのは今後の生活です。
つまりは「お金」ですね。
60代の約4割が自分の資産額がわからない
と答えているという野村の調査があるそうです。
また、資産1000万円未満が29%だとか。
高齢者でも、もっと上の世代は資産もあるのでしょうが、60代前半くらいでは、やっと家のローンがおわった、とか、やっと子供が社会人になった、というのが実情ではないでしょうか?
少なくとも我が家はそうです。
老後資金なんて、これからこれから、というところ。
しかも、人生100年といわれても、今後いつまで働けるか、どれだけ貯蓄ができるか、溜め息ばかりが先に出る状況です。
働いたとしても、貯蓄までできるのか?
資金枯渇の一番のリスクは「医療費」「生活費」だそうです。
最近は子どもの状況が親の生活を圧迫している、という話もよく聞きます。
思わぬ出費が増えて「生活費」がかさむ。
あるいは病気で医療費が増える。
どちらもありうるリスクです。
さらに「認知」の問題も!
成年後見制度の利用は、まだまだ1割程度だそうです。
本人にそういった危機意識がないと、周りからは話しにくい問題ですから、結局は、どうしていいかわからない、という事態のまま時間が過ぎていきます。
このよう状態は珍しいものでも、特殊なケースでもありません。
転がり込んできた!?
さらにこんなケースもあります。
私の88歳になる叔母は、一人暮らし。
自分のマンションをもっていますが、母親を亡くした甥のところにあそびに行って、そのまま居着いてしまいました。
今では甥に食事の世話までしてもらって、ほぼ毎日寝ているそうです。
甥といってももう60歳
実の母を失って、賃貸マンションで暮らしていて、そこに叔母が、いわばころがりこんだわけです。
甥は独身で叔母の面倒を見ているそうですが、招かれざる客を断れない様子。
このように身内でどうにか高齢者の面倒をみている人も多いはず。
特にこどもがいない一人暮らしの叔母のような場合、心細さもあるでしょうが、遊びにきて、そのままそこで泊まり込み、今では当たり前のように甥の家で暮らしているって・・・・・。
叔母には子どもがいないので、持っているマンションを残してもらえばいい、と母は言いますが、さて、法定相続人はまず兄弟姉妹ですよね。
母もその「姉妹」で、「甥」はもう一人の姉妹の子供にあたります。
叔母にとっては、存命の姉妹は母ひとり。
亡くなった兄弟姉妹の子供が、その「甥」も含めて5人います。
ですから、母などは今面倒をみている「甥」に財産を残すという遺言書を書いてもらえばいいと言っているのですが・・・。
なかなかそういうことは言い出せず、母が手紙を出したようですが、それでは埒があかず、近々会いに行こうか、と言っています。
叔母は昔から弁の立つ人で、理屈では誰も勝てなかったという人物。
母も苦手なのですが、今では姉妹もふたりきり。
母以外には、そういう話ができる人がいません。
どうなることか、様子を見るしかありません。
人生100年といわれても・・・・
たとえば80代90代ってどうですか?
できればお金があって、たまには旅行もしたい、
美味しいものも食べたい。
少しはオシャレもしたい。
と思いますが・・・・、80歳、90歳ですよ。
せめて自分のことは自分でできるようでありたいものです。
しかし「100年」と言われるとさすがに長い、と思います。
ちょっと今から、「将来の夢」など考えてみましょうか?
これからどんな夢が持てるのか?
探せたら素敵ですね。