いつも若作りで、結構よく知られている人がいます。
話をしたことはないのですが、買い物でよく見かける方で、そこで買い物をする人はみんな知っているようです。
もう1~2年になるでしょうか?
基本ロリータ風がお好きらしく、可愛いいバッグなども持っていらして、歩いていらっしゃいます。
最初は驚きましたが、今は自分の好みのスタイルをするのに誰に遠慮もいらないのだから、いいじゃない、と思っています。
「大人買い」と一緒?
お話をしたことがないので、どういう方かわかりません。
が、白髪混じりの髪に、お化粧無し。
素足に靴。
ミニワンピースにセミロングの髪を三つ編みかハーフアップにして。
いろいろ勝手に想像するわけです。
若い頃にはしたくてもできなかったから今、好きな格好をしているのかしら?
ご主人が亡くなられて自由になったのか?
お仕事を定年退職されてのびのびしているのかしら?
でも顔はいつも緊張されていて、特別楽しそうでもない。
歩き方も「のんびり」ではなく、「スタスタ」という感じ。
いつもひとり。
全く別の方ですが、ショッピングカートを転がしながら、一日中歩き回っている人がいるそうです。
山手の邸宅にお住まいの奥様で、最近ちょっと様子が変わってきて、疲れるまで歩き回って、買い物をするでもなく、山から浜まで、延々歩いている、と。
このあたりは阪神間でも山と海が近くて、徒歩で十分浜のあたりに行くことができます。
広大な庭を一日歩いている奥様とか、そんな噂はいろいろあります。
このワンピースの方はどうなんでしょうか?
老化?認知症?いえ、そうではないかも
どうしても、周りの目を気にして、あまり奇抜な服装はしにくいものですし、年齢相応、もしくはちょっと若く見られたいと願って、そこそこ上品にまとめがちな服装や髪型、メイクです。
この頃の雑誌では、『シニアのファッション』的なものや、『街で見つけた素敵なシニア』的な特集などがよくあります。
素敵というより、派手で奇抜、と思うものも多いですが。
なかなか普段の生活には取り入れにくいです。
でも、一方で人目を気にせず、好きなファッションで歩きたい、という気持ちは分かります。
人に迷惑をかけるわけではありませんから、自由にしたらいい、と思いますよね。
若い頃とは違って、お金もあり、文句を言う家族がいなければ、(まあ、いたとしても)自由に服を選び、好きなファッションを選べばいいのです。
でも、もうちょっと嬉しそうな顔でもいいかな?とは思いますけど。
個人の嗜好に寛容な社会?
今、2018年。
かつての「オタク」文化は表の文化となり、いろいろな「生きる形」が認められてきています。
ただ、そうは言っても、個人個人の意識の中では、まだまだ様々な壁があり、なんでもあり、というふうにはいきません。
人生100年という時代になるというなら、自分の好きなように生きること、それを認める寛容な社会を作ることが大切でしょう。
高齢化とともに、認知症の人が3人にひとりになるとか言われています。
が、それもまた『老化』の表れの一つの形です。
物忘れがひどくなったり、気が短くなったり、耳が遠くなったり。
そもそも「老化」というのは、細胞のひとつひとつが衰えてゆくことですから、避けることができません。
「老い」を理解し、認めることは、老年を生きる上でとても大事だと思います。
まとめ
お肌のたるみ、しわ、しみ、
身体の疲れ、目の疲れ、足の疲れ。
それなりにケアしながら、なんとかやってゆくしかないのですが。
好きなことが一つあれば、心は癒され、満たされて、元気になれます。
そういう「元気な」老年を過ごすことが今の目標です。
みんなが、そんなふうに過ごせれば、人生100年というのも悪くないかもしれませんね。