「小さなお葬式」の費用内訳は?
病院・自宅 ⇒ 遺体安置場⇒火葬場にてお別れ⇒火葬⇒骨壺で帰宅
という流れになります。
遺体がすぐには火葬できないため、1日から3日くらい業者の安置所に安置されます。
その間に各種証明書など業者が取ってくれます。
火葬場の順番がとれたら、遺体搬送。
そこで棺に花などを飾り「お別れの式」が行われます。
基本、仏具なし。
火葬中は待合室で待機、
その後、骨上げ、骨壺を持ってタクシーなどで帰宅します。
これが基本で約12万円ほど。
「遺影写真の作成」「棺に関するオプション」「お別れの時の花の用意」
「僧侶による読経」 通常はテープ。
参列者が多い時には専用待合室の用意。
仏具など式典用の一式の設置。
など追加する内容によって費用は上がっていきます。
お通夜、美しい祭壇など加えると50万円は超えるでしょう。
菩提寺があって、納骨式、僧侶の読経、初七日、四十九日の法要も込みにすると
100万円ちかくなります。
戒名などつけてもらうとそれこそ「時価」でよくわからないことに。
火葬場は自治体のものなので使用料金は安いです。
遺骨をどこに納骨するかは、後からゆっくり考えればよいでしょう。
費用は別ですが、近くの霊園とか、樹木葬もありますし。
初めての場合は、動転していることもあって、業者任せになる事が多いと思われます。
書類関係はひとまずお任せで。
後は予算次第ですが、参列者が少ないようなら「小さい」お葬式でよいでしょう。
遺影と骨壺を持って帰ってくることになりますから、その置き場所は作っておきましょう。
昔は親戚一同が集まって「通夜」で飲んだり食べたりして故人の思い出を語ったりしましたが、最近は高齢になってからの「お別れ」が多く、そもそも親戚が減っています。
少ない身内で送るのも良いのではないでしょうか?
ただ、後で悔いののこらないように、「お別れ」はきちんとしておく方がよいようにおもわれます。
費用をかけるかけないではなく、骨上げまで見届けること、しっかりお別れをすること、それによって自分の気持ちにも区切りがつきます。
そこが一番大事だと思っています。
また、親戚にうるさいひとがいる場合もあるでしょうが、親族・遺族で納得できるように送ってあげることが大事です。
もちろん高齢でなく、現役で亡くなられたのであれば、参列者も増えますから「小さな」お葬式にはならないでしょう。
それぞれの人生の「しまい方」がありますから、ケースバイケースで納得できるものを考えていきましょう。