実家の母は90歳です。
この頃乳ガンが大きくなってきているようで。
左の乳房だけ痣のように赤黒くなってきて、乳首の周りにはイボのようなものがあって。
かなり痛むようです。
主治医との関係が・・・
主治医は血液検査の結果だけ見て、貧血が酷くなっている、というばかりだとか。
年齢から、手術や放射線治療はできないとも言われたようで。
母は先生が患部を見てくれないのが不満らしいのですが、まだ四十代の男性なので、見て欲しいと言いにくいようです。
将来、歩けなくなる前に入居する施設を決めた方が良いとも言われているらしいです。
なんだか老齢の母の気持は御構い無しのようで、そんな先生なら、他の先生に変えたらどう?と言うとそこまでは考えていないらしく歯切れが悪くなります。
痛みがかなりあるらしく腰痛の痛み止めを飲むと効くと言っています。
まだ歩けるので買い物は自分でしています。
自分が動けるうちは・・
このあと、どんなふうに死ぬのかなあ、などと言われると、自分のことなら冷静に考えられるのに、母のことになるとそうはいかず、妙に動揺してしまいます。
頭はしっかりしているので、母の考えを尊重したいと思っていますが。
とにかく自立できているうちは、遠くから見守る方が良いと思い、電話で話をしています。
どんな風に最期を迎えるのか、それが分からないから、迷いますし、これが良いと決められるものでもありません。
ただ、認知症にならずにいてくれる母には感謝しています。
自分もそうありたいと思います。
母には母の望むような過ごし方をして欲しいですし、それを子どもに託されても、どうしても後悔は残るだろうと思います。
子どもに託すのではなく自分のことは自分で決める。
それも親の責任かなあと思いますね。
まあ、子どもの側の責任転嫁かもしれません。
でも自分もそうしたいと思っています。
子どもに託すのではなく自分の責任で決めておきたいものです。
母と自分と・・・。
90歳を過ぎた親に、どんな風に寄り添えば良いのか。
親の自立を妨げずに、親の意思を尊重して、これからを、ある意味覚悟しながら過ごす、というのは、通らねばならぬ道とは思っても、なかなかしんどいものです。
それでも、誰もが通る道ですから。
逃げることもできません。
ねえ、お母さん、
私は、なんだかんだ言っても、あなたを尊敬していますよ。
仕事をしながら、妻として母として、頑張ってくれました。
年齢を重ねても、やはり尊敬できる人です。
あなたの子どもで良かったです。
そんなことは、よう言わんけど。
まとめ
母と一緒に住んでいる弟は大腸がんの手術のあと、人工肛門をつけましたが、まもなく入院して人工肛門から元に戻すそうです。
そういう経緯を経て、10年以上を元気で過ごしている知人もいるので弟も大丈夫だろうと考えています。
病気は予想もできずにやってきて、こちらの予定は変更を余儀なくされますが、そういうものだと思うしかありません。
まあ、できるだけ元気に頑張るのみですね!