知人の叔母に当たる方が亡くなられたそうです。
93歳。
この方にはお子さんがなく、知人の母の姉にあたる方だそうで、近所に住んでいた縁で、老人ホームに入られたあとも、ときどき訪問していたそうです。
ご自身のお母様を看取られ、その後お一人で暮らしていたそうですが、希望されて老人ホームに入られたとか。
老人ホームから救急搬送
老人ホームでは、周りの人と話が合わず、ひとりでいることが多かったようです。
突然倒れて救急搬送、入院。
詳しいことは分かりませんが、救急病院から転院したのでしょうか。
知人が御見舞に行ったときには、点滴で眠っている状態だったそうです。
病室には他に4人の高齢の方が、同じように点滴で眠っていて、ちょっと異様な雰囲気だったそうです。
3ヶ月ほどそんな状態だったらしいのですが、その方が血圧上昇で亡くなったそうです。
意識が戻ることもなく、眠ったままで永眠。
ひとりで、近い身内といえば兄弟ですが、みんな高齢で外出もままならない人ばかり。
結局、甥にあたる知人があとを引き受けることになったようです。
ご本人の意志を確認しようもないまま、病院で寝たままで亡くなられました。
苦しまれることは無かったのかもしれませんが。
延命措置を望むのかどうか、
老人ホームでは、確認は行われないのでしょうか?
ある「高級老人ホーム」の場合
大変高額な料金で知られる老人ホームでは、万が一部屋で倒れた場合、救急車で、救急病院に搬送するそうです。
それが「マニュアル」だそうです。
その後は、医師の指示に従うことになるのでしょう。
このホームの場合、介護状態になったら、部屋を介護が必要な人用の部屋に変更して入居を続けることが可能です。
介護サービスは別途請求する必要があります。
ただ、入院となると、自分で必要であればヘルパーさんなどを手配しなければなりません。
老人ホームでは、外で使えるようなサービスは一切ありません。
退院時の手配も全て自力でしなければなりません。
ですから、延命治療をするかどうか、といったことは書類にして、家族にも、ホームの責任者にも意志を明確にしておかなければいけません。
少なくとも何らかの形で明確な意志が分からなければ、延命措置を止めることはできないでしょう。
特にひとりで身内がいない場合、誰が責任を持って延命措置を止められるでしょうか?
家族であっても、後で後悔して苦しむ人がいるのです。
後を託す人が、のちのち苦しまないように、よく話し合い、理解してもらっておくことが大切です。
まとめ
老人ホームについては、見たり聞いたりした話ですから、どんな規則になっているのか、正確なところは分かりません。
ただ、見た目が整備されていても、実態はひどかったり、食堂があっても、実際には入居者にほとんど利用されないほど不味かったり、外から見ただけでは分からないことがたくさんあります。
夫婦揃って、老人ホームに入居する人も増えています。
子どもの世話になるよりはいい、という気持ちはよくわかります。
おそらく、その時点で、終末期のことも考えていらっしゃるのだろうと思います。
何をして、何をしないのか、夫婦の間では理解していても、子どもには理解が及ばないこともあるでしょう。
子どもを苦しめないためにも、できるだけ話し合うことが大事だと思います。
・・・・が、まだまだ我が家ではそんな状況にない、
と思っているうちにも、何が起こるかわからないのですが・・・・。
人生は先が見えないものですね。