母親の自殺を手助けした疑い、だとか。
猿之助さんの心情はわかりませんが・・・
親としてはいろいろ考えてしまいます。
お母様のお立場からすればお父さまの介護もあってかなりお疲れもたまっていたのではないか。
そのうえ、息子のスキャンダルが公になることには耐えられない思いもあったのではないか。
息子の気持ちを知ればなおのこと、自分が生きるという選択はなかったでしょう。
さらに言えば、だれもが自分の最期の時のことを考えるものだとすれば、自力では難しくても、息子に任せればいい、と思えば「それもよし」となるのではあるまいか、と思うのです。
自分の最期は自分では決められない。
そうであれば愛する家族の手で、と考えても不思議はない。
年齢を重ねるということはそれだけ最期が近づくことでもあります。
もちろん自分の意図とは別に運命がありますから、いつ何が起こるかは誰にもわかりません。
だからこそ、「託す」という気持ちになりますし。
それが「息子」であれば「良し」という思いにもなるでしょう。
私は年齢を重ねても今はまだ健康で自分のことは自分でできます。
できれば好きな場所で静かに逝きたいと望んでいます。
それは息子がその後も「普通に」生きて欲しいという願いでもあるのです。
親の死は誰もが迎える当たり前のこと。
そのように考えて欲しいですし、そのようにして年齢を重ねてほしいです。
私の親は認知症にも介護状態にもならず、いわば「老醜」をさらさずに亡くなりました。
そのせいか私自身には年齢を重ねることの「負」のイメージがありません。
できれば息子もそうであってほしいと願っています。
今回のニュースを聞いて、私の思う事です。