平尾誠二さんが亡くなりました。
53歳。
2019年の日本でのラグビーワールドカップをみることなく逝かれました。
私たちの世代にとって「平尾誠二」は輝いていました。
ラグビーというスポーツの魅力を教えてくれた人でした。
「平尾誠二」が表したもの
同志社大学が3連覇をしたとき、我が母校早稲田のラグビー部は同志社にはかないませんでした。
その同志社も当時日本一だった「新日鉄釜石」に勝つことができませんでした。
釜石の松尾雄治といえば、ラグビー界のスターでした。
松尾の引退のあと、平尾と神戸製鋼の時代がやってきました。
スタンドオフ平尾と、大八木。
同志社からのコンビ。
当時、神戸製鋼の試合は常に魅力的で、多くのファンが平尾に声援を送りました。
あの華麗なステップ。
端正な顔立ちとヒゲ。
ラグビーの神様に愛された男、それが平尾誠二でした。
選手の自主性を重んじ、世界で互角に戦えるチームを目指して、指導者としても期待された人でした。
しかし、なんといっても、
私やその少し下の世代にとっては、『平尾誠二』は『ラグビー』の同意語であり、ラグビーそのものでした。
さらに言えば、
ラグビーの平尾は、私たちの中の”熱い精神”の象徴であり、”前進”の形であり、憧れでした。
「平尾誠二」
ラグビーを愛し、常に前を見つめ、私たちに純粋なスポーツへの愛を目覚めさせてくれた人。
平尾誠二は「青春」でした。
青春の輝きでした。
突然のニュースにただ驚いています。
ご冥福をお祈りいたします。