「活性酸素」の功罪?

「活性酸素」というと、この頃はほぼ「悪役」のイメージ。

つまり、「老化」の原因であり、動脈硬化の犯人であり、アンチエイジングの大敵である、と。

 

ここ数年の「老化」の研究の進歩はものすごくて次々にさまざまな「アンチエイジング」食材やら、クリームやら美容液やらが登場しています。

もう追いつけない・・・・。

ちょっと落ち着いてそもそも「活性酸素」とは何?

というところから復習してみようと思います。

 

 

 

 

 

「活性酸素」の役割

 

「酸素」は呼吸によって体内に取り込まれます。

昔、勉強しましたね。

肺で取り込まれた酸素は大動脈を通って身体の各部に血液と共に運ばれます。

血液中のヘモクロビンが酸素を運ぶわけです。

 

酸素は体内の栄養素を酸化させてエネルギーに変えるのです。

で、この酸化作用がとても活発なのが「活性酸素」

 

体内に侵入してきた外敵、ウィルスや細菌を排除するために白血球が出動する、というのも習いましたね。

 

白血球が外敵を攻撃するための武器が」活性酸素」なんです。

「活性酸素」は身体を守るために体内で作られるのです。

 

どころが多く作りすぎると、正常な細胞まで傷つけてしまうのです。

 

人の身体はよくできていて、増えすぎた活性酸素を除去する物質まで作れるのだそうです。

その酵素の代表的なものがSOD(スーパーオキシドディムスターゼ)というものらしい。

 

つまり「SOD」を作り出す能力が高い生物ほど長生きなのだそうです。

 

 

「抗酸化食品」を摂取する

 

 

体内で作られる「SOD」ですが、そればかりでなく、「抗酸化作用」のある食品を摂取することで、活性酸素の働きを抑制できることが分かってきたのです。

 

抗酸化食品は、動脈硬化を防ぎ、がんの発症を抑制し、脳細胞の酸化を抑えて痴呆症予防に効果がある、など多くの効果が明らかになっています。

 

代表的なものは、栄養素では、ビタミンCと、ビタミンEです。

 

さらに、

ベータカロチン、カテキン、ポリフェノール、
フラボノイドなどがあります。

 

食品としては上記のようなものを含んだ、野菜、大豆製品、赤ワイン、ナッツ類、お茶などを意識
して摂取することが大切です。

 

特に「ビタミンC」

風邪をひいたら「ビタミンC」
ストレスにも「ビタミンC」

とよく言われますね。

 

また日本人に不足がちだと指摘されるのがミネラルです。

 

ミネラルではカリウム、カルシウム、鉄、亜鉛など、食品からでは摂りにくいものも多いです。

ちょっと話がそれてしまいました。

 

何を摂取するべきか、必要なものは何か。

そこを普段の食生活から考えないといけません。

 

抗酸化食品として有効なものはこれからも発見されてゆくでしょうから、やたらとあれこれ飛びつ
かないことも大切です。

 

 

まとめ

 

最近では「しょうが」が良いと聞きますね。

やたらと情報に振り回されたくはありませんが、基本的な情報は必要です。

 

できれば食材で必要なものを摂りたいと思いますが、サプリメントを賢く利用するのもいいと思います。

 

これと思ったものを長く摂取することが大事です。

 

健康で若々しくありたい。

それは誰もが願うことですから。

 

(参考文献・
「若く見える人 老けて見える人」河野和彦・著
一部参考にしています。)

 

 

 




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