血管の鍛え方!効果的な3つの方法とは?

『血栓』の危険を学んでから、血液や血管について、学ばなければと思うようになりました。

喉元過ぎれば・・・・と言いますが、健康については、ある程度自己責任だと思っています。

 

 

 

血管の老化は防げる・・・らしい!

 

 

筋肉は何歳になってもつく、とよく言われます。

血管もどうやら回復力があるらしいのです。

 

血管が老化すると、「硬く、狭く、脆く」なってしまうそうです。

イメージとしては”古くなったホース”

でもそんな血管も

しなやかで、詰まりにくく、切れにくい」血管に蘇るとか。

  • 血管を拡張する
  • 血流をよくする
  • 血圧を下げる
  • 動脈硬化を防ぐ

このために必要なものがNO(エヌオー)だそうです。

ノーではありません、念のため。

NOは昔習った化学式です。

つまり「一酸化窒素」

(Nって窒素でしたね)

このNOが血管内で分泌されることで、血管が強くなるそうです。

 

顔の肌は皮膚のバリア機能で守られています。

同様に血管の内側の壁は、「血管内皮細胞」によって守られているんですって。

NOはこの「血管内皮細胞」から分泌され、肌が皮脂の分泌で潤うのと同じように、血管を若々しく保つのだそうです。

「血管内皮細胞」には、血圧をコントロールしたり、血管の傷を修復する機能もあるそうです。

 

そのために、「NO」の分泌を高める必要がありますが、その方法は「血流をよくすること」なんです。

 

 

血流を良くする方法は?

 

基本は「有酸素運動による筋肉の収縮」つまりウォーキングです。

これを、

いつもより早足で、歩幅を5センチプラスして、お腹をへこませて

すると効果的。

ただし、膝が痛い、歩く時間がない人は

ふくらはぎ体操」をしましょう。

足を軽く開いて立ち、机などに片手を置いてふらつかないようにして、

  1. ゆっくりかかとを上げてつま先立ち
  2. ゆっくりかかとをおろし、ゆっくりつま先を上げてかかとで立つ

これを2分間くり返します。

一日3セット行いましょう。

座ったままできる「ふくらはぎ体操」もあります。

  1. イスに座って膝をまっすぐ伸ばします。両手でしっかりささえます
  2. つま先を前後に動かします

これなら仕事の合間でもできますね。

 

「座りすぎ」のリスクはよく指摘されていますし、座っている時間は日本が世界一だとか。

関連ページ

「座りすぎ」のリスク~あさイチより~

 

血管を健康にするためには、激しい運動よりも、軽い有酸素運動が一番。家事や通勤などが有効であることが、アメリカ心臓協会等の調査で分っているそうですから、普段の生活を意識しましょう。

 

さらに、「1分間正座が効果的!

足がしびれてジンジンした経験はありませんか?

このジンジン中に「NO」がたくさん出ているそうです。

ジンジン中は、血流が一気によくなっているので、いわば「血管マッサージ」にあたるそうです。

なので、1分程度正座して。ふくらはぎを加圧してあげましょう。

正座のあと、足を伸ばしてリラックスします。

ジンジンしなけれな、少し長めに正座します。

あまり長くすると、かえってふくらはぎの血行が滞りますから注意しましょう。

 

また、冷え性の改善にいいものは、「NO」の分泌にもいいそうです。

入浴時の「半身浴」

食べ物では「ショウガ」「トウガラシ」などですね。

 

 

血管内皮細胞の障害から動脈硬化へ

 

 

動脈硬化がどこで起こるかによって病気が変わってきます。

心臓なら「心筋梗塞」「狭心症」

脳なら「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」

 

動脈硬化の進行には活性酸素が大きく関係します。

「血管内皮細胞」のバリア機能が弱まると、血管内に異物が入りやすくなり、LDLコレステロールが入り込むと活性酸素と結びついて酸化コレステロールとなります。

これで血管が傷つけられやすくなって動脈硬化が進行します。

血管内部の酸化コレステロールは体内の免疫システムによって攻撃され免疫細胞は自分の体に取り込んでこれを殺します。

限度まで敵を取り込んだあと、免疫細胞は脂肪の塊となって血管の壁の内部に蓄積してコブのようになります。

このコブが大きくなると血管が狭くなり、血液が流れにくくなります。

この修復のために血小板が集まるのですが、ここで血栓ができてしまいます。

血栓は血流に乗って運ばれ、動脈を塞ぐこともあるのです。

 

まとめ

 

「血管」「血栓」「動脈硬化」「コレステロール」という言葉には反応してしまいます。

血管性の病気から認知症になることも。

やはり「若い血管」は欲しいです!!

(ちょっと吸血鬼みたい。でも彼らがほしいのは血ですから)

 

 

『一病息災』と言ったのは五木寛之さんだったでしょうか?

できることはできるだけして、まあ元気に暮らしていきたいものです。

 

参考文献

「図解 『血管を鍛える』と超健康になる」

池谷敏郎・著

 

 

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