たとえば「リスペクト」という言葉はほとんど日本語?と思います。
誰でも使っていますし、わかり易いです。
・・・・が、「リテラシー」??
この言葉使いますか?
そもそもは「litetacy」
「literature」というのは「文学」のことですね。
「literal」というのは形容詞で「文字の」という意味。
「literacy」というのは名詞で「読み書きができること」
これが転じて、
「情報とか知識を活用する能力」という意味で使われているようです。
まあ、和製英語ですね。
「リテラシー」は今では「読み書きができる能力」という日本では当たり前の能力に留まらずに、その能力で得た情報を理解し活用する能力に昇華しているわけです。
情報リテラシー
メディアリテラシー
ネットリテラシー
科学リテラシー
環境リテラシー
など、いろいろな使い方があるようです。
「正しく分析する能力」「正しく活用する能力」
つまりは、この「情報」があふれている世界では、ネット、メディア、の情報や、
科学の基礎知識、
環境に関する知識
などを、しっかり分析して理解し、かつそれを正しく活用しなければならない、
少なくとも、そういう能力が必要ですよ、ということらしいです。
実際、ネットで詐欺にあう、とか、科学的知識が乏しいとか、環境への配慮が足りない、とか。
ネットの情報に踊らされてしまうとか。
そうならないように、「リテラシー」を見につけなければならない、と。
「金融リテラシー」とか「じじいリテラシー」
しかし、たくさんの派生語というのか、
なんでも「リテラシー」をつければ成り立ってしまうという便利な言葉ではありますね。
「金融リテラシー」というのは、資産運用等「金融」に関する正しい知識を見につけ
ましょう、ということで、これまで足りないとされてきた「お金の教育」も含めてやっていこう、ということ?
「じじいリテラシー」というのは、本のタイトルですが、要するに会社の上司(じじい)の生態を学び、理解し、活用することで、自分のしたいことができるようにしていこう、という学び(笑)の内容らしいです。
まとめ
言葉は生き物です。
使われてこそ「なんぼ」のものです。
ですから、長く使われる言葉もあれば、滅んでゆく言葉もあります。
「リテラシー」というのは、必要から出てきた言葉ですね。
読むこと、書くことは誰でもできます。
誰かが書いたことを、丸呑みにするのでなく、分析し、理解し、その上でそれを活用する。
この一連の動作を「リテラシー」の一語で表してしまう。
これは凄い!と思いますね。
また、そういう能力が実際に必要でしょう。
これからを生きてゆく、というのは
そういうことなのでしょうね。