これは最近読んだ本にあった一節で、ちょっと手を叩きたくなった部分です。
それなのに、何度探してもどのページにあったのか見つかりません。
これは結構自分的には「あるある」なので。
たしか、あの本のあのあたりで読んだ、と思うのに、見つからない。
それが予想もしなかった場所で見つかる。
本のページに限らず、モノでもそうです。
多分、ここに片付けたはず、と思うのに無い。
この多分、がくせもので、そう思い込んでいるのですね。
これも悲しいことに老化のなせる技なのでしょうか?
「病院に行くより美容院に行け」
というのは、女性にとって一番の介護予防がこれだ、ということなのです。
たとえば老人ホームで、ボランティアの方がお化粧や髪のセットに行かれることがTV等でも紹介されますね。
きれいにしてもらった方たちが本当に嬉しそうなお顔になっています。
実際に、資生堂の「身だしなみセミナー」という老人ホームを回るプログラムを実施したアンケート結果に、
「表情が変化してきた」
「身だしなみへの関心がでてきた」
「洗面・トイレの自立」
「おむつがとれるようになった」
ということまであったそうです。
「洗面・トイレの自立」というのは自分で洗顔・歯磨きができて、ひとりでトイレに行けるということです。
おむつは言うにおよばず、これが人の尊厳にとってどれほど大事なことか。
病気の後遺症で身体が不自由になって、思考能力は変わらないのに、トイレに人の手を借りなければならない。
それはどんなに無念でしょう。
そのような不測の事態に陥る前の段階で、できる予防はしておきたいですね。
美容院に行って髪をセットする、染める、ちょっと爪のお手入れもしてもらう。
それだけで、女性は大げさでなく生き返るのです。
気に入った服を着て、好きな靴を履いて。
さあ出かけよう、という気になります。
友達とのおしゃべりも、買い物も、映画館も、図書館も、もちろん仕事も。
きれいにメイクをして、さあ今日はこれをして、と計画を立てること。
この気構えがきっと大事なのですね。
家にこもりきりなると「身だしなみ」にも無関心になります。
それは女性も男性も同じです。
また、年齢を重ねると、たとえば美人とか不美人とかはあまり関係なくなるのですね。
誰でも「素敵な人」になれるのです。
身だしなみを整えて、姿勢良く歩き、今日を楽しむのです。
その活き活きした明るい表情が人を素敵にするのですね。
まとめ
人生100年と考えると、先行き不安も心配もありますが、元気なうちは働いておしゃれもして、勉強もして、なんでも経験したらいいのです。
世の中知らないことがたくさんありますから。