高齢者の低体温は危険?

そもそも「低体温」というのは平熱が36度以下の場合を言うようです。

体温が低いと、抵抗力が落ち、代謝も低下して太り易くなる、など、いいことはありません。

高齢者の4割は低体温という統計もあるそうです。

 

 

 

低体温の原因と対策

 

低体温の原因は、まず食事です。
●ビタミン・ミネラルの不足、タンパク質の不足、
●冷たい食べ物や甘いものの摂りすぎ、
●ダイエットによるビタミン・ミネラル不足も原因です。

 

食事以外では、

●住環境つまり冷暖房が整っているために
体温の調節機能が鈍くなってしまうのです。

●運動不足による筋肉量の低下。

●ストレスによる血行不良、自律神経の乱れ。

●便秘も原因になります。
便秘によって基礎代謝が低くなり、冷え性につながります。

 

以上の原因となることを改善していきます。

すなわち、

◎冷たいもの甘いものを控える
◎ビタミン・ミネラルの摂取

◎運動で筋肉を鍛えます。
これによって、第二の心臓といわれる「ふくらはぎ」
が動くようになり血流がよくなります。

『運動』としては、ウォーキングやスクワットをします。

運動で筋肉をつけるためには、筋肉の元となるタンパク質をしっかり摂るようにします。

 

平熱を上げるには「腹巻」が効果的

 

食事以外では、「腹巻」が効果的だそうです。

理想の平熱は36.5度だそうで、体温が一度上がると代謝は13%上がるそうです。(厚生省調べ)

「腹巻」をすると体温が一度上がるといいますが、腹部には「腹部大動脈」という血管があって、腹巻で血液を温める効果があるのですね。

余談ですが、着物はお腹に「帯」を巻き、中にタオルなどを入れるために身体が冷えないのです。

 

 

入浴とマッサージ

 

お風呂にはしっかり浸かりましょう。

シャワーだけでなく、ゆっくり入浴して身体を温めます。

そのとき、ふくらはぎのマッサージを意識してするといいですね。

身体を温めるのに、入浴剤を使うのもいいでしょう。

お気に入りの香りで、ゆっくりと入浴すればストレスの解消にもなります。

 

 

まとめ

 

 

血流が悪くなると体温調節機能が働かなく
なります。

高齢者に家での熱中症が多いのはそのためですね。

また、寒いときには、本来は血管が縮まって身体から熱を逃がさないようにするのですが、その働きが鈍くなっていて、熱が奪われ体温が35度以下になってしまうことがあります。

 

これが「低体温症」です。

 

このような体温調節機能を保つためにも、平熱が低くならないように注意しておきましょう。

運動による筋肉の増加、筋肉による血流の改善、食事のバランス、全てが繋がっています。

 

健康と美しさも繋がっているわけで、常に意識することが一番大切です。

 



  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す




Menu

HOME

TOP