高額な一時金を払って(3000万円ほど)、かつ月々の支払い(15万円ほど)もして、安心を買ったはずなのに・・・・。
パンフレットに書かれていたシステムが作動しない、スタッフの教育がされていない、食事がまずいなど、さまざまな問題が出てきます。
ある方の嘆きです。
「緊急事態にも安心」のはずが・・・・。
一人住まいなので、部屋にはセンサーがあって、動きがキャッチされない場合にはスタッフが様子を見にくることになっています。
ところが、そもそもセンサーの設置場所に問題があるようで、キャッチされにくいらしいです。
それならそれで、様子を見に来るべきなのに、全く来ない、これでは何かあったときに心配で仕方がない。
これは当然ですね。
また、非常ベルがあって、これを押すとすぐに医療従事者が室内に入れるように、自動的にロックが解除されることになっているようです。
それなのに、ロックが解除されない。
これでは意味がないじゃないか!
さらにこういうことについてスタッフに質問すると、スタッフがこの施設のシステムを理解していない、つまりちゃんと教育されていないことがわかる。
これも嘆かれるのは当たり前だと思います。
建物は立派で、エントランスはホテル並み。
そこはいいのですが、日々の生活がありますから。
いざという時の対応は、結局はスタッフ次第です。
ただこれは入ってみないと分からない点なのです。
困りますね。
また、不満があっても、高齢者でもあり、ずっと言い続けるわけでもなく、我慢してしまいます。
こういうところも問題なのでしょう。
「いい老人」と思われたい
特にホームでは、スタッフとの関係を良好にしたいもの。
ですから、不満は不満としてあっても、できればスタッフとはいい関係でいたいと望むのは当然でもありますね。
こういう老人の「遠慮」につけこんでいる、とは言いませんが、そういう側面もありそうです。
高級老人ホームで一人暮らしの人は、ヘルパーさんを頼む人が多いです。
掃除・洗濯、場合によっては買物などを依頼するのです。
話し相手が欲しいということもあるでしょう。
こういう老人ホームでは、マンション感覚で、隣の人については知らなかったり、無関心だったりするのです。
認知症の予防のためには、人と接することが大事なのだろうと思うのですが・・・・。
でも、独立の気概を持つことも大事でしょうし、どのような環境を選ぶべきなのか、迷うところです。
まとめ
見た目は綺麗で高級でも、「いい」とは限らない。
共同生活のような形のほうが、高齢者には良い、という説もあります。
どこで、どんなふうに人生の終末を過ごすのか。
自分で選択するしかありませんが、難しい選択です。