アミノ酸スコアと必須アミノ酸

 

このところ「良質なタンパク質」を摂りましょう、とよく言われます。

そもそも「良質な」タンパク質と、そうでないタンパク質とはどう違うのか、そこのところからよくわかりませんよね。

調べてみました。

 

 

 

 

 

必須アミノ酸のバランスを数値にしたものがアミノ酸スコア

 

 

体内では合成できないアミノ酸を必須アミノ酸といいます。

9種類あります。

タンパク質は体内でアミノ酸に分解され、再び合成されて筋肉等を形成するタンパク質になります。

 

この合成には、タンパク質を構成する全てのアミノ酸が必要なのです。

 

ところがアミノ酸のうち、どれかが不足していると、体内でのタンパク質の形成が十分できないのです。

したがってタンパク質を摂るときには、体内で再び形成されるのに十分なアミノ酸を含んだものを選ぶほうが良いということになります。

 

ですから、タンパク質を多く含んでいる、といわれる食品でも、アミノ酸スコアが低ければ体内で十分には形成されないので、足りないアミノ酸を補充する必要が出てきます。

 

 

アミノ酸スコア100の食品

 

 

では、必須アミノ酸がバランスよく含まれているのはどんな食品なのでしょうか。

アミノ酸スコアは100が上限です。

100のものは、

鶏肉、

牛肉、

豚肉、

鶏卵、

牛乳、

大豆、

アジ、イワシ、サケ、マグロ

です。

 

たとえば、

 

白米は65点、小麦は37点ですので、肉類や魚、卵などを一緒に食べるとアミノ酸スコアがよくなります。

 

 

必須アミノ酸は出来るだけ摂取しましょう

 

 

アミノ酸は疲労回復に効果があるとよく言われています。

アミノ酸を摂取するときには、ビタミンB1、ビタミンB2B6、C、Eなどと一緒に摂ると効果が高まるとされています。

 

スポーツをするときは、特にその前後でアミノ酸を摂ると筋肉痛の防止になりますし、筋肉をつけたいときに役に立ちます。

 

また、アミノ酸は、髪や肌を美しくするばかりでなく体脂肪や中性脂肪を落とす作用もあります。

 

これを肉だけで摂ろうとすると脂質やカロリーの摂りすぎになってしまうことがありますから注意が必要です。

 

ですから、サプリメントで補うというのもいいでしょう。

 

ただ、その場合、摂りすぎないように気をつけましょう。

余分なアミノ酸は、尿で排出されますが、過剰摂取は肝臓や腎臓に負担をかけてしまいます。

 

 

まとめ

 

 

基本的にはバランスの良い食事。ということになるのですが、肉類はついつい摂りすぎてしまう気が
します。

そんなとき、サプリメントでアミノ酸を補うようにすればいいのかな、と思います。

 

筋肉量を減らさないことも大事ですから、アミノ酸の摂取は必要ですよね。

 

美容のためにも健康のためにも、日々勉強です!

 

 

 

 




  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す




関連記事

カルシウムにはビタミンD、コラーゲンにはビタミンC
肉・卵・チーズを食べる「MEC食」
コレステロール・中性脂肪を改善する食事
記憶力・集中力の減退には「ブドウ糖」
コレステロール・中性脂肪を改善する食事 2
一日一食は「理にかなっている」か?
60歳からのサプリメント・・・三年が過ぎて思うこと
ミドリムシの効果って?
水出しの緑茶がいいらしい!
脂質異常症と食事 11の栄養成分
「まごわやさしい」知ってましたか?
冷やし「梅がゆ」が最高!!
大根の葉の栄養とおいしい食べ方
「コラーゲン神話」?!
「がん予防」には「野菜スープ」!!

Menu

HOME

TOP