この頃「一日一食」という言葉をよく聞きます。
以前にもこれについて、このブログでも書いたと思います。
今は少しそのときとは違った気分になっているので、もう一度「一日一食」について考えてみたいと思います。
「食べ過ぎ」を防ぐ「一日一食」
自分としてはコレステロール値の高さについて「食べ過ぎ」と医師に指摘されたことがけっこう意識を変えるきっかけになりました。
朝・昼・晩と三食しっかり堪へていると、必要以上のカロリーを摂取してしまいます。
年齢と共に必要なカロリーも変化してゆくので、軽い食事としっかり食べる食事に分けて摂るほうが合理的でしょう。
最近読んだ、三枝成彰さんの「無敵の一日一食」
この本では、医師との対談もあるのですが、よく言われる「腹八分目」とか、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)をオンにする方法等にも触れていて、なるほど、と納得しました。
「一日一食」といっても、その「一食」以外は食べないわけではなくて、野菜ジュースやくだもの、糖分などを摂っているのです。
炭水化物やタンパク質は、好きなものを「一食」でたっぷり摂りましょう、ということです。
ここにとっても納得できて、かつ基本的に必要なものについても学習できたので、ご参考までにシェアしたいと思います。
ビタミンA・E・C をしっかり摂る
ビタミンA・E・C は「ビタミンエース」と呼ばれていて、アメリカの科学アカデミーががん予防のために摂取を奨めているそうです。
がん予防ばかりでなく、抗酸化作用が強いために、遺伝子が傷つきやすくなる酸化を防げるのだそうです。
さらに「りんごは医者を遠ざける」と言われているように、りんごも身体にいいのです。
それで、家でも作れる「人参・りんごジュース」がオススメです。
ですから朝には「人参・りんごジュース」がよさそうですね。
もうひとつ。「ショウガ」
ショウガには凄いパワーがあるそうです。
● 体温を上げて免疫力をアップさせる。
● 血管を拡張して血流を促進し、血圧を下げる。
● 血栓を溶かす。
● 脳の血流を改善して、うつの症状を和らげる。
● 内耳の血流を改善して耳鳴りやめまいを和らげる
● 胃酸や腸液の分泌を促して消化を助ける
● 食中毒を起こす原因菌を殺菌する。
● 発汗、解熱作用がある。
● タンを取り除いて、せきを鎮める。
凄いですね、ショウガ。
紅茶に混ぜて「ショウガ茶」にするといいらしいです。
この「人参・りんごジュース」と「ショウガ茶」をカップに1~2杯、というのが、一日一食を唱えている石原結實医師が進める「朝食」です。
完全に食べない、という選択もあるようですが、それぞれ仕事も生活のリズムも違うのですから、自分に合ったものを選べばいいのです。
さらに「お昼」に何か食べるなら、
「そば」または「うどん」パスタ、ピザなど糖質を含むものがエネルギー源となるので、良いようです。
このとき、七味唐辛子やネギ、ペッパーソースを多めにかけて血流を促し体温を上げるといいのですって。
「一食」では穀物・野菜・タンパク質を摂る
一日一食の場合、(もちろん厳密に一食でなくとも、軽いものを食べるのもありです)好きなものを好きなだけ摂る、というのが基本のようです。
つまり他は少食にしておいて、たとえば夕食は好きなだけ食べるという具合です。
自分の場合は仕事で夕食が遅くなるので、この生活が続く間は朝にゆっくりたっぷり食べることになりそうです。
でも、できれば夕食をしっかり食べるほうが人の体には合っているらしいです。
夜食べると、朝、排出が促されますから体内の巡りがよくなるのですね。
健康のために「食べない」
「食べ過ぎ」が免疫力を下げ、人を不健康にする、というのは、動物の実験でも立証されていますね。
空腹のサルのほうが若々しい、とか、長生きする、とか。
つまり、健康と長寿、さらにアンチエイジングのためには、食べ過ぎないことが一番大事なのですね。
ただし年をとって胃腸が弱ってきてから一日一食をしてももう無理なのだそうです。
それをしたら逆に死期を早めてしまうそうです。
ですから胃腸が元気なうちに(早めに)一日一食に切り替えたほうがいいそうです。
まとめ
健康で長生きできればめでたいことですね。
できれば頭もしっかりしていて、人生を楽しみながら過ごせればいいと思います。
そのためには、ウォーキング程度の運動と、食事が大切です。
このところ、「食べ過ぎ」には注意しているつもりですが、確かに一日一食なら食べ過ぎも防げるでしょうし、アンチエイジングの効果もあるとなれば、実行するべきだな、と思います。
特に「ショウガ」の効用については、なるほど!と思いました。
ショウガ茶、いいですね。
まずはここから始めてみようかな。
参考・「無敵の一日一食」三枝成彰著(SB新書)
このブログではこちらで「食」について考えています。