私の若い同僚のお母様が年末に突然入院。
手術を受けて1ヶ月。
現在の病棟から「リハビリ」病棟に移ってこれからリハビリが始まるそうです。
突然の救急搬送
年末の29日夕方。
普通に、孫たちとテレビを見ていたところ、突然「気持ち悪い」と言ってトイレに行ったそうです。
なかなか出てこないので、様子を見にいくと、トイレのドアの外にしゃがみこんでいたそうです。
その後、立ち上がって戻ってきて、しばらく座っていたのですが、顔色が急に悪くなって、なにやら
わからないことをつぶやき、横になったらしいのです。
友人はしばらく様子をみるつもりだったらしいのですが、そばにいたご主人が救急車を呼んだそうです。
後で友人は、
「どこで救急車を呼ぶべきか、この判断が自分ではできなかった。主人がいてくれてよかった」と言っていました。
運ばれた病院で脳血管の手術が必要といわれ、翌日手術になったそうです。
先生の話では、リハビリも含めて、半年もすればおそらく元通りになれるでしょう、とのこと。
お母様は介護が必要なお父様の面倒をみて、かつ共働きの友人の子(孫)もみてくれていたので、
今後の不安が一気に押し寄せてきたそうです。
手術のあとは、意味のわからないことを言ったりして、このまま認知症か、とも思ったようですが、
その後、家族と話をする時間が増えて、その心配は減ったとか。
先生から連絡があって、リハビリ病棟へ移ることが決まったそうです。
一日3コマのリハビリ
詳しい内容まではわかりませんが、まずは一日に3コマのリハビリが予定されているそうです。
病院の指示で、リハビリ用のスウェットを用意して、さらに履き物も必要になります。
これは病院の売店にあるようですが、運動用の脱げにくく軽くて動きやすいものだそうです。
リハビリを始めても、この病院に長くいられるわけではなく、転院を考えなければいけないようです。
リハビリ専門の病院をいくつか調べているそうなのですが、ある病院では、一日8コマのリハビリが予定されているとか。
この病院は家に帰ってからの生活ができるように、家の見取り図や、階段の有無などをスタッフが確認してリハビリの内容を決めるそうです。
しかし、機能の回復が急激に進むのは3か月目までのようで、だからこそこの時期にしっかりリハビリをしないといけないのですね。
ここで知っておきたいこと
救急車をよぶのに躊躇してはいけない、ということ。
友人はしばらく様子を見ようと思ったと言っています。
が、脳梗塞・脳出血の場合、どれだけ早く治療が始められるかが勝負です。
お医者さんによると、次のような場合はためらわずに、救急車をよぶべきだそうです。
激しい頭痛
めまい
吐き気
身体の半分がしびれる
身体の半分が動かせない
よだれがたれる
ろれつがまわらない
言葉がでてこない
物が二重にみえる
まっすぐに歩けない
意識がないか、朦朧としている
このような場合は迷わず救急車をよびましょう。
一刻も早く病院に運び医師の診断を受けること。
これが生きるか死ぬかの境目になるかもしれないのです。
様子を見ている場合ではない、ということを普段から知っておくことが大事です。
この最初の決断が、のちのリハビリの効果にも大きく関わってくるのですから。