このところ「腰痛」に悩まされています。
10日間の入院中、最初の1週間は点滴もあってほぼ安静状態。
その後「リハビリ」が始まりましたが、これは主に「歩く」ことで、心電図や、酸素量に異常がないかを確認する形。
ちょうどリハビリが始まったころから腰が痛くなってきました。
原因は「筋肉のこわばり」らしい
入院7日目、どちら向きに横になっても腰が痛い。
看護士さんにとりあえず「ロキソニン」のテープ(貼るタイプね)を貼ってもらいました。
リハビリ時にマッサージをしてもらい、やや楽になりました。
この時の話で、
「背中から腰にかけての筋肉がこわばっていますね。寝ているとどうしても動かさなくなる筋肉がこわばってしまいます。徐々に動かして。強張りをほぐしていくようにしてください」と。
横になったときは、あちこち向きを変えて、腰が痛くない姿勢をさがして、なんとか一息つくのですが、立ち上がってたとえばリハビリに行く時やトイレに行く時に、腰がギクシャクする感じが気持ち悪いのです。
腰の収まりどころが上手く見つからない感じというのか、強張り感が強くて歩く時のバランスが上手くとれないのですね。
ベッド上での「安静臥床」は危険!!
「安静臥床」という言葉、知ってました?
”ベッドで横になって休む状態”だそうです。
身体を動かさないことで、筋肉や関節が固くなったり、身体を起こそうとすると目まいがしたり。
そのために動くことが億劫になり、さらに筋力が低下してしまう
。
なんと、1週間の「安静臥床」で2割、2週間で4割、3週間で6割も両足の筋力が落ちるそうです。
さらに、性別・年齢に関係なく、ほどんどん場合「腰痛」を引き起こすそうです。
長時間ベッドに背中を押し付けていると、そもそも湾曲している背骨が平らなベッドの面に押し付けられるので、筋肉は緊張して血流が悪くなり腰痛を引き起こすのです。
さらに「安静臥床」中のストレスは「うつ状態」や「認知状態」になりやすい状況を作ります。
特に高齢者ですと、介護状態や「寝たきり」になるケースが多いのです。
対策は「タオル」使用と「動く」こと
ベッドに仰臥中は、とにかく楽な姿勢を作ります。
枕やタオルを利用して、腰の脇に置いたり、膝の裏において、楽な姿勢を探しながら、体位を変えます。
これは実際、枕を使ってしていましたが、かなり効果的でした。
もしくは、出来るだけベッドに座ること。
こういうところに看護士は無頓着でしたね。
ちょっとしたアドバイス、タオルや枕の使い方を教えてくれたら、退院後の腰痛に悩まなくていいのに、と思います。
「腰が痛くて」と言ったら、「痛み止めのお薬、もってきましょうか?」って。
そういう問題ではないでしょ(怒)!!
と思うわけです。
このようにして引き起こされた腰痛は、とにかく「動いて治す」
これです!
無理のない程度に、身体を動かして、筋肉を戻してゆくしかありません。
退院後の、もともとの病気ではない、このような二次的な困った状況は、ある程度は入院中のケアで防げるのです。
自分も知識がありませんでしたが、今回の経験でよくわかりました。
「安静」はある意味、とても危険です。
ここのところを家族や周りの人の入院時には注意してあげたいですね。