月曜日ですが、有働アナウンサーがどうしても会いたかった人、ということで、ブラインドランナー道下美里さん登場です。
笑顔が素敵な女性でした
この方のことを知りませんでした。
すみません。
144センチと小柄な体。
リオ・パラリンピックの女子マラソン日本代表。
現在世界歴代2位の記録を持っていらっしゃるそうです。
これまで、まわりの方の言葉に励まされてきた、と話してくれました。
15,歳で右目を失明。
まだ左目がある、と頑張ってきましたが、
25歳で左目もほぼ失明。
26歳から走り始めて、当時は中距離の選手だったとか。
ご主人とは大学生のときバイト先で知り合ったそうです。
すくに結婚したい、と言われてビックリして、当時付き合っていた人もいたのでお断りしたとか。
その後、中距離の選手として頑張っていたときには付き合っていたそうですが、どんなときも穏やかで変わらない方だそうです。
中距離の選手としてパラリンピックを目指していたのにダメだったときにはかなり落ち込んでたようで、そのときの様子を知っているご主人からは、
「結果がどうであれ変わらずにいて欲しい」との言葉が。
以前のような「燃え尽き状態」にはなってほしくないそうです。
素晴らしいご主人ですね。
伴走者との絆
マラソンは「伴走者」と走ります。
赤い紐を持って走るそうですが、汗を吸って重くなるので、ちょうどいい長さをいろいろ試して、42センチがベストだそうです。
坂道や、カーブなど伴走者が指摘しながら、安全に走れるようにしてくれます。
そればかりでなく、タイムの情報やペース配分についてもランナーの心理を考えながら伝達してくれます。
多くのかたが応援していらっしゃるのですね。
母の言葉に救われた
左目の視力も失って家にこもりがちになっていた頃、
お母さんが友達に話している言葉が聞こえたそうです。
「全然大変だと思ったことはないけどね」
お母さんはそんなことを言ったのは覚えていないそうですが、それはいつも同じように思っていたから。
「全然大変じゃない」って。
当時、家族に迷惑をかけ、居場所がないと思っていた気持ちが、この言葉で救われたそうです。
今では走ることで、多くの出会いがあり講演もしているそうで、感謝している、と。
マラソンを走ったあとは「唐揚げ食べたい!」となるそうです。
普段我慢しているので、このときは思い切り食べるのだとか。
毎日どれだけの努力をしているのでしょう。
いえ、それ以前に、どれだけの戦いの日々があったのでしょう。
そういう日々を乗り越えて、素敵な笑顔があるのですね。
また、こういう彼女だからこそ、周りの人が応援せずにはいられないのですね。
リオでは伴走者と力を合わせて、走りきってください。
応援しています!!
追記
リオ バラリンピックでは、フルマラソンで見事に二位!
まだまだ走っていらっしゃるようです。
素晴らしい方ですね。