テレビばかり見ているわけではないのですが・・・・。
今日のゲストは古舘伊知郎さんでした。
あまり好きな方でもなく、さてどうしようか、と思いながらつい見てしまいました。
お父様の話が一番印象的でした。
1994年に紅白の司会もなさっていらっしゃったのですね。
「報道ステーション」は12年間していらしたそうで。
新聞6紙を読み、寄せられたご意見も全部読み、その上で本番だったそうです。
最初の3年間は「こんばんは」の挨拶ができなくて、いきなりの実況的な言葉から始めていたそうです。
今後は「報道まわり」の仕事ができたらいい、とおっしゃっていました。
NHKでも、一本収録しているそうでレギュラー番組になったらいいなともおっしゃっていましたね。
有働アナがかなり意識していたのが面白かったです。
お話のなかで、家族で一番無口だった、、というのがあって、お母様とお姉様はよく話をするのだけれど、お父様はあまり口数は多くなくて、その代わり四文字熟語をよく使われた、と。
お姉様はがんで42歳で亡くなられたそうですが、お父様は毎日病院に行って、末期の痛みに苦しむお姉さまの腰を揉んだりしながら、
「おまえは死ぬ。でもそれは怖いことではない」
ということを話し続けていたそうです。
少しでも気持ちが楽になるように、でも一時の慰めや気休めではなく、死について語る。
こういう領域に入りたいと古舘さんは言っています。
母を送る時も、親友を見送るときも、
「元気になったら~」といった慰めしか言えなかった。
相手がどう思うだろうかと考えて無難なことしか言えなかったそうです。怖いから。
これは自我の働きであって、もっと「利他」を考えたいのになかなかそうできない、と。
仕事のしゃべりでは、常に話している自分を俯瞰しているもう一人の自分がいる、とおっしゃっています。
まあ、そうでなければいけないのでしょうが。
古舘さんの流れるようなトークは苦手なので、(なんだか言葉のチョイスが意外性はあるけれども大雑把というのか、時間との勝負、という感じが苦手です)
今後も同じような語りでは、あまり見ないかも。
ただ、お父様の話のような、心の不安を取り除くような話ができたらいいなあとは思います。
どんな言葉で、何を話すのか、どんな言葉なら相手にちゃんと通じるのか、伝えるというのは難しいことですね。
映画紹介
「ジャングルブック」と「ルドルフとイッパイアッテナ」
この2本の映画は、どちらも見たいと思っていたので、ここで紹介されて嬉しかったです。
「ジャングルブック」は読んだのは子どもの頃でその後読み返した記憶がありません。
見てから読もうかな、と思っています。
「ルドルフ~」は日本映画ですね。
これも是非見たいと思っています。
まとめ
実は古舘さんより映画が楽しみになりました。
今回の「あさイチ」としては古舘さんにフォーカスしすぎて、番組としてはつまらなかったと感じました。
司会者として、時代を作った方なのかもしれませんが、好きでない自分としては、あまり興味が持てませんでしたね。
追記
映画「ルドルフ~」を後日見ました。
動物ものは、やはり泣きますね。
これは、どうしようもありません。
「ジャンルブック」は見逃しました。
人が出てくるとやっぱり違和感が。