7月1日NHK「あさイチ」プレミアムトークで拝見しました。
54歳のときにアメリカ・ロサンゼルスに行かれたのですね。
今年64歳の6月4日に結婚された、と。
有働アナが、かつて桃井さんが書かれたエッセイの中の「結婚はしない」みたいな部分を取り出して、なぜ結婚したのか質問していました。
桃井さん曰く、
「良い人と巡り合ったから」と。
そういう人と「桃井かおり」は合わない、もっと尖った人でないと、と思っていたけれど、「良い人」の良さに気付いたそうです。
かつては生活の場と、愛情の場は「別」と思っていたけれど、今はみんなごちゃ混ぜでいいんだ、と思っているそうです。
そうして映画の話。
ここ10年で11本の映画を撮っているそうです。
様々な映画祭で入選しているのですね。
アメリカに渡って、無名の「新人」なので、オーディションも受けたそうです。
近所のホームレスや不動産屋さんを相手に英語を勉強して、今では監督、演出、主演をして映画作りに熱中しているようで。
映画祭が縁になって若い監督の映画にも出ていて、イギリス、メキシコ、スペインなど各国の映画に出演。
最新作「火」では予算の関係もあって、自宅を舞台にして、監督、演出をしながら、モニターを見て演技をしていたそうで、時に「桃井」を出しながら演じていた、と。
昔から独特の空気を纏った方で、ファンというよりは遠くから眺めている、という感じでした。
最後に、
「今は人に良く言われようとか思わない。
”人の色眼鏡で自分を見るな”といったカルタを自分で作っている」とおっしゃっていました。
「自分がやりたいと思ったことはやろうと思っている」とも。
64歳。
やはり若い頃とは違います。
首のシワも気になります。
でもそれはみんな同じ。
男性がよく自分の顔に責任を持て、と言われますが、女性も同じです。
生きてきた時間が、顔にも身体にも表れます。
それが今の自分です。
虚飾や見栄を取り払って、今の自分に向き合うのはけっこう辛いことですが、還暦を過ぎたからこそ、もっと自由に、もっとある意味わがままになってもいいのでは?と思っています。
女性ですから、できれば美しくいたいですし、できれば毎日を楽しみたい。
打ち込める仕事がある女性は素敵です。
桃井かおりさん、これからも遠くから拝見しています。