ふくらはぎは「第二の心臓」と言われます。
人間の血液は重力のために下半身に集まります。
これを重力に逆らって心臓に戻す「ポンプ」の働きをするのがふくらはぎ。
この働きが弱くなると、血流が滞って血栓ができやすくなってしまいます。
ふくらはぎの「ポンプ」としての役割を果たすためには筋肉を付けることが大事です。
しかし筋肉はすぐにはつきません。
簡単なマッサージで血流をよくして、冷えや疲れの改善が可能になります。
さらには、血流の改善で身体が温まれば、免疫力もアップします。
体温が上がると免疫力が高まるのですね。
ふくらはぎマッサージの方法
足がだるい、疲れが取れない。
そういうときは、両手の親指でふくらはぎをゆっくり押しながら、かかとから膝の裏側まで下から上へと揉んでみます。
ふくらははぎの奥のほうで、筋肉が固くなって凝っているところがあると思います。
その固くなっているところをほぐしていきます。
押したり揉んだりして固まりをほぐしていくつもりで。
「痛気持ちいい」くらいの強さで押したり揉んだりしてみましょう。
あまり強く揉みすぎないように注意します。
ふくらはぎの内側は、
冷え性、便秘、生理不順、更年期障害、排尿困難、などの時に、マッサージすると効果があるそうです。
ふくらはぎの中央は、
動悸、不眠、イライラ、息切れ、頭痛、腰痛、坐骨神経痛むくみ等の改善に。
ふくらはぎの外側は、
頭痛、首痛、肩こり、腰痛、めまい、耳鳴りなどのときに。
たとえば腰痛があれば、ふくらはぎの中央と外側をよく揉みほぐします。
私はお風呂でマッサージをしています。
以前にあった「下肢静脈瘤」
足の静脈が凸凹する、血管がアザのように青くなったり赤くなったりする、というのは、コロコロマッサージで改善されました。
プラス、手でマッサージすることで、筋肉のしこりをほぐし、血流がよくなるので、足がポカポカしてきます。
ただし、この時は「腹式呼吸」をします。
息を口から吐いてお腹をひっこめます。
吐ききったら、鼻から息をすってお腹をふくらませます。
この腹式呼吸は、これだけでダイエットに成功した人もいるくらいなので、ふくらはぎをマッサージするときにはぜひ意識したいですね。
エコノミークラス症候群対策
足がむくみ易い人は血栓ができやすいそうです。
血栓は脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。
座っている時間が長い人は、
一時間に一回は立ち上がるようにします。
このとき「つま先立ち」をすると筋肉が活性化します。
また水分をしっかり摂るようにしましょう。
冷たい水は身体を冷やしますから、常温、もしくはぬるま湯を常備して、こまめに水分補給をします。
まとめ
血流がよくなれば、栄養が体内の隅々に運ばれます。
老廃物は排出され、冷えの改善、肌荒れの改善にもなります。
ふくらはぎのマッサージは、アンチエイジングに大きな効果があるのです。
さらに
「肩こり」などさまざまな「凝り」の解消にもふくらはぎマッサージは効くのです。
ふくらはぎをマッサージする気持ち良さ。
これを覚えると、習慣にするのは簡単ですね。
ふくらはぎを元気にして、健康な体を作りましょう!