最近「処方箋薬局」が増えた気がしています。
もちろん病院の近くにもありますし、街中にもあります。
処方箋を出して薬を受け取るのですから、どこでも料金は同じだと思っていました。
でもどうやら違うようです。
こんな記事を発見しました。
料金の差はなぜできるのか?
料金の差というのは、領収書を見ると明らからしいです。
つまり、「薬剤料」というのは薬の代金ですから、同じ薬なら同じ料金ですね。
ジェネリックの有無もありますが、同じ薬を選べばもちろん料金は同じ。
あとは「調剤技術料」と「薬学管理料」
これは領収証に書かれている項目の言葉です。
これって地域によっても言葉が違うのでしょうか?
関西・兵庫県・西宮市および芦屋市では、項目として上記のもがあります。
つまり
「薬剤料」「調剤技術料」「薬学管理料」です。
たとえば二つの薬局を比べてみると、「技術料」は154点・163点
「管理料」は51点・63点 という具合です。
これに「薬剤料」の点数を加えて、まず点数の合計を出し、それを10倍したものが合計金額。
あとは保険適応ならその30%が自己負担額です。
ある薬局では合計点数が1795点。つまり17950円。
17950円×0,3=5390円が支払額になります。
(式の答えは5385円ですけど、ここ切り上げ??)
この計算でいくと、技術料は154点つまり1540円。
管理料は51点つまり510円ですね。
「管理料」というのは薬の飲みかた指導や情報提供の代金らしい。
「技術料」というのは、薬を調剤してもらうための料金らしいです。
この合計でほぼ2000円ほどかかるようですね。
報酬額の加算は体系が決まっていて、大手チェーン店がどうか、扱い処方箋の枚数の多寡、薬局が病院の敷地内にあるかどうかなど、さまざまな条件によって、異なるようです。
どんな料金体系なのかは「待合室に提示」する義務があるそうですから、それがない場合は直接聞いてみるといいでしょう。
つまりは薬そのものの代金に約2000円くらいをプラスしたもののうちの3割を自己負担しているわけです。
となるとこの部分が安いところを選びたくなりますね。
「処方箋薬局」の差ってなんでしょう?
ただし、料金の安いところと言っても、そう極端に差が出るわけでもなさそうです。
もちろん安いほうがいいですが・・・。
「処方箋薬局」も人気の有無がありますね。
いつも患者でいっぱいなところと、閑散としたところがあります。
私がいくつかの処方箋薬局に行ってみて、ここがいいかな、と思ったところには、ある特色がありました。
まず第一に、処方箋を出して座って待っていると、そこに薬をもってきてくれて説明してくれる。
ここポイント高いです。
受付に処方箋を出して待っていると、名前を呼ばれてまた受付にもらいに行くところがありますが、それよりも持ってきてくれるほうがずっと気分がいいです。
第二に、栄養士が常住していて無料で相談に乗ってくれるサービスがある。
第三に、サプリメントやビタミン剤などが豊富に置かれている。
店内が明るくて広々しているのもいいですね。
こういう処方箋薬局ならちゃんと行きます。
病院の近くですと、そういうサービスがなくて、患者が来て当たり前、という態度が出ていて不愉快です。
立地に甘えてはいけません!と思います。
対面販売ですから、相手を不愉快にしない態度は必要でしょう。
「処方箋薬局」もいずれは淘汰されるのでしょうが・・・
薬が処方される人は「高齢化」と共に増えるでしょうが。
やはりサービス業ですから、みんな薬局を選びます。
料金に差があるとしても、納得できるかどうか。
そこが大事です。
病院に近いから、というだけでなく、どんなサービスを提供してくれるのか、というところにも注目したいものです。