滑舌が悪くなるのは加齢のため?

ここ2~3ヶ月ですが、滑舌が悪くなったと感じて
います。

どうも単語によって相手に聞き取りにくいことが
あるらしいのです。

 

いや、というよりも自分で発音しにくいと感じてしまう
単語があります。

 

特にこれと決まっている言葉があるのではありません。

 

ある程度長いフレーズを言おうとすると口が回らなかった
りしてもどかしさを感じます。

 

ゆっくり意識して話すときは、大丈夫なのですが。

 

これは要するに「加齢」のためなのでしょうか?

 

少し調べてみました。

 

滑舌が悪くなる理由

 

ごく簡単に言えば「舌の衰え」のようです。

舌も筋肉で出来ているので、使わないと衰えるのです。

具体的には

・柔らかい食べ物が多くなる。

・食べる量が減る。

・あまりしゃべらない。

ということが原因になります。

舌の衰えが最初に現れるのが「滑舌」なのです。

 

 

舌の衰えは「誤嚥」につながる

 

「誤嚥」というのは、舌の機能の低下によって起こります。

 

舌の奥のほうは、気管のフタという役割があります。

 

食べ物をのみ込む時、舌で気管にフタをして、
食べ物が気管に流れ込んでしまうのを防いでいるのです。

 

食べ物が気管に入ってしまうことを「誤嚥」といい、これに
よって肺が炎症をおこしてしまうのを「誤嚥性肺炎」といいます。

 

肺炎による死亡は日本人の死因の4位だそうですが、
このほとんどが「誤嚥性肺炎」で、70代以上の高齢者
だそうです。

 

 

舌の機能チェックとトレーニング

 

「カタパ」テスト

これはテレビでも取り上げられたことがあったと思います。

「カ」「タ」「パ」をそれぞれ10秒間に何回いえるかを
測定します。

紙、ペン、時計を用意します。

言った数に合わせて紙に点を打っていきます。

あとでその数をかぞえます。

 

「カ」の発音は、飲み込むときの舌の動きに似ているので、
のみ込む機能がチェックできます。

62回以下・・・80代以上
63~70回・・・60~70代
71~72回・・・40~50代
73回以上・・・20~30代

 

「タ」は舌先で歯の裏側を弾く動きです。
これで舌先の機能をチェックします。

64回以下・・・80代以上
65~73回・・・60~70代
74~75回・・・40~50代
76回以上・・・・20~30代

 

「パ」は唇を閉じてはじく動きです。
食べ物をのみ込むときには唇を閉じなければ
なりませんから、重要な機能です。

64回以下・・・80代
65~70回・・・60~70代
71~73回・・・40~50代
74回以上・・・20~30代

 

舌のトレーニング

●普通に食べられる人は「固い」ものを食べることで、
舌の機能があがります。

(病気で食べる機能が低下している人はダメですよ)

●早口言葉

早口言葉は舌の巧みな動きが必要なので、舌の機能
アップになるそうです。

 

まとめ

 

「滑舌」から「誤嚥」に繋がってしまいました。

ちょっと驚きです。

でも、少しの変化や違和感が10年20年後に
大きな問題となる可能性があることを知っておくのは
無駄ではないと思います。

 

年齢とともに様々な機能が衰えていきます。

 

残念ですがそれも認めつつ、できることは努力して
気持ちは明るく年齢を重ねたいものです。

 

 

 




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