ほぼ「緊急事態宣言」は解除されたようですね。
しかし、まだまだウィルスがなくなったわけではなく、薬もない、という状況ですから、気分的には油断できません。
会社や店舗が休業状態から立ち上がりつつあるのは、経済的には必要でもあり、ある意味当然でもあるでしょう。
・・・が、いわゆる「コロナ後」の社会、がどうなるのか?
ここはまだまだ流動的のようです。
キャッシュレス化、テレワーク化
こういう傾向は増えていきそうです。
これは経験すると、もう以前には戻れない、という要素が大きいようですね。
必ずしも出社しなくてもいい、という職種であれば、またそれが許される企業であれば、わざわざ「危険な」職場に戻す必要はなく、ラッシュの電車に乗る必要もなくなる、というメリットしかありません。
さらに「キャシュレス」については、レジでの面倒な「トレー」を使うやりとりがきっかけとなって、さらに進んでいくでしょうし、これまで「現金のみ」であった店が「カードOK」に変わってきたことも大きいでしょう。
さまざまな「pay」やら、カードが使われるようになると、やはりその便利さは体験を通じて分かってきます。
今回のコロナ禍で一気に進んだ「キャッシュレス化」は後戻りする要素がほとんどなく、今後も進んでゆくのでしょう。
ソーシャルディスタンスの意識
そもそもあまり「密着」してはいない、と思うのですが・・・、特に飲食店のテーブルにかなりの「距離」が確保されたことは嬉しいです。
これまでも、「近すぎる」のは苦手でしたし、並ぶのも嫌いでしたから。
今は電車の車内でも座席に間隔を置いて座ることが徹底してきているようで、長椅子の席では両端にのみ座る、という様子です。
空席があっても、立っている人が多くて、かなりの安心感はありますが、さて、学校や会社が始まってもこんな光景は変わらないのか?といえば疑問はありますね。
妙に集まっておしゃべりしている高齢者の集団が結構目につきます。
またそういう人達はマスクをしていなかったりします。
電車に乗れば、堂々と空いている席に割り込んできそうです。
一時、若者が感染を広げている、的な報道がありましたが、むしろ、「おじさん」「おばさん」「おばあさん」たちが、不用心な気がします。
せめて「マスク」と「ソーシャルディスタンス」は当分の間は守って欲しいものです。
県を跨いだ移動はしない、ということについては、たとえば都会への出勤が増えてくれば、当然ながら増加するでしょう。
通勤だけでなく通学もそうですね。
そうなるとやはり、第2波、第3波はありそうで、できるだけ自己防衛するしかないか、と思います。
しかし、「密集しない」という意識が生まれているのは確かで、いろいろな場所での混雑の緩和に繋がるかもしれない、と期待しています。
劇場、映画館、飲食店などは?
これまでのように『満席」状態は難しいでしょうね。
『喉元過ぎれば熱さを忘れる』ということもありますが・・・、さて、どうでしょうか?
特にライブなどはどうしても密着しますし、逆にそれなしでは盛り上がらないのかもしれませんし。
ただ、意識するようになった「密着回避」を、全くなかったようにはできないと思いますね。
このあたりをどうするのか?
劇場などの在り方を変えることは難しいようにも思いますが、なんらかの方法は必要でしょう。
結局、社会は変わるのだろうか??
世界的に見て、いわゆる「ロックダウン」が解除された場合、わりとすぐに「元に戻る」傾向があるように思われます。
要するに「のど元過ぎれば」という状況ですね。
人はそう簡単には変わらない、ということかもしれません。
ただこれほど「感染症」が多くの影響を与えたのは近年ないことですから、特に就職を控えた若者や、たくさんの運動競技などが中止になった学生にとっては、生涯忘れられない年になるのでしょう。
そういう経験が社会のどこかを変えて、あちこちで影響しあって、いつか大きな変化になるのかもしれません。
すぐにどうこうではなくても、将来、この時期を振り返った時に、2020年が大きなターニングポイントだったと総括することになる可能性はあります。
結局、人はどうやって生きてゆくのか?
そこを探りながら、なんとかやっていくしかない、と思っています。
個人的には、体力、免疫力をつけながら、何とか乗り切ろう、ということですね。
・・・なんだかあっという間に2020年も半分近くが過ぎてしまいました。
まだまだ「終わった」とは言えないコロナの年。経済的な支援もこれから。
まずは元気に生き抜くことです。