高齢者(65歳以上といわれています)になると「つまずき」「転び」が増えるそうです。
特に女性の骨折事故は65歳以上の事故のうち68%を占めているそうです(国民生活センター調べ)
このデータは1996年と、かなり古いものですが、64歳以下とは明らかに差が出ているのです。
転倒して骨折、歩かなくなると、「寝たきり」はもうすぐそこです。
「寝たきり」から「痴呆」へ、もよくあること。
今から対策を考え実行しましょう。
特に家の中で多い「転倒」「骨折」
私の義母もそうですが、よく聞くのが家の廊下で転んで骨折。
または階段から落ちて骨折。
ベッドから落ちて骨折というのもあります。
骨折しやすくなるのは「骨粗鬆症」が原因でもあります。
80代の女性の大半は骨粗鬆症である、とも言われています。
骨粗鬆症についてはこちらを参考に。
また転びやすくなる、つまずきやすくなるのは、簡単にいえば「老化」が原因です。
老化によって筋肉が減ると足はもちろん身体を支えることが難しくなります。
平衡感覚も鈍くなります。
若い頃ならうまくバランスをとって、転倒には至らないようなつまずきも、バランスがとれずに転倒してしまうのです。
視力の低下で足元がよく見えない、などということもあります。
玄関のタタキの段差が見えなくて転んで骨折した、という事例もあります。
悲しいことですが、これが「老化」の現実ですね。
ちちろん「家」での事故の場合、廊下や階段に手すりをつけるとか、照明を明るくするとか、もっと単純に室内を「片付ける」といった努力である程度は防げるかもしれません。
高齢者が同居している場合は注意したいですね。
「つまずき」「転び」の予防法
最近、寝たきりにならないための運動が注目されていますが、やはり基本は身体を鍛えることです。
足腰を鍛える、すなわち筋肉をつけるには「スクワット」
森光子さんがおやりになっていたことでも有名になりましたね。
足を肩幅にひらき、立った状態から腰を落としていきます。
このとき、膝がつま先より前に出ないように注意します。(膝を痛めてしまいます)
背筋を伸ばしたまま、行いますが、この筋トレについてはこのブログですでに紹介していますので、ご覧ください。
筋トレといわれるとどうも、という方には
ウォーキング
歩くことは誰でもできますし、いままでもしてきたことです。
足に合ったシューズで(ここ大事です)、いつもよりはややスピードをあげて歩きます。
こちらを参考に。
まとめ
最近、一番思うのは、感覚のずれです。
たとえば、趣味のテニスでも、追いつく、と思ったボールに追いつけない。
立て直せると思った体勢から立て直せずに転ぶ。
残念ですがこれも「老化」ですね。
階段は慎重になりますし、パンプスはほとんど履くことがなくなりました。
ウォーキングは趣味なので、これからも続けるつもりですが、短時間でも日光を浴びることも大切ですから、時間帯も意識してやっていこうと思っています。
「骨粗鬆症」の予防のためにも、カルシウムを摂ること、カルシウムの摂取を助けるビタミンDを摂ること、運動をすること、は心がけていきましょう。