以前階段から落ちて背中を強く打ち、骨折したことがあります。
それも「肋骨」の骨折です。
その経緯を振り返ってみます。
背中の打ち身が原因で・・
あるイベント会場で、階段から落ち、と言っても転げおちたのではなく、ととっと階段を踏み外してドーンと手すりに背中を強打しました。
経験のある方ならお分かりでしょうが、背中を打つと息ができなくなります。
うずくまっていると係員の方が医務室に案内してくれました。
「打ち身でしょう」と言われて、帰宅後も痛みがあったもののこれまで骨折の経験もなく、言われた通り「打ち身」と思っていました。
ところが、起き上がるときも、寝返りを打つもの痛くて、翌々日に近くの整形外科に行きました。
レントゲンで「肋骨が3本折れています」といわれてビックリ!
詳しく検査をしたほうが良いと、病院を紹介されました。
で、CT検査の結果、なんと肋骨が上からずっと10本も折れていたことがわかりました。
しかも肺に血液が溜まっていて、折れた肋骨が肺を傷つけるかもしれないので、安静にしなければならないからすぐ入院してください、と。
急遽入院
肋骨の骨折は治療といってもくっつくのを待つだけだそうで、コルセットをきつく巻いて、寝ているだけです。
介護ベッドのような起き上がりたいときはベッドがスイッチひとつでグーンと持ち上がってくれるベッドなので、楽にはなりました。
肺に溜まった血液が増えるようなら最悪手術になる、と言われてちょっと不安でした。
しかし外科病棟というのは、基本的に怪我人が入院しているので、明るいというか賑やかというか。
自転車で転んで太もも骨折の女性や、家で転倒して脚を骨折したおばあちゃんたちが、元気におしゃべりをしています。
ただ安静にしているだけの自分にとっては、なんとなく聞いているだけで気分転換になりました。
肺に溜まった血液は徐々に減少し、一週間で無事退院。
ただし退院後もしばらくはコルセットを巻いての生活でした。
検査に行くと、完全に肋骨がくっつくまでは、とにかく転ばないように、人込みに出かけて人にぶつからないようにと注意されました。
若い人ならともかく、そうでない人は肋骨がくっつくのに時間がかかるそうです。
しかもくっつき方によっては、骨折しやすくなることもあるとか。
約3ヶ月後の検診で、完治といわれましたが、しっかりくっついたのかどうかよくわかりません。
まあ、その後は何もないので、大丈夫なのでしょう、と思っています。
教訓
その後、階段には慎重になりました。
たまたま同じ時期に、家の玄関で骨折した、とか、車から降りる時に、足を側溝に取られて骨折したという話を聞いたこともあって、一時はかなり臆病になっていました。
階段を降りる時には、今も慎重ですが、できるだけ運動するようにはしています。
といってもウォーキング程度ですが。
しかし、背中を打って肋骨が折れるというのは、驚きの体験でした。
追記。
この時からもう6年が経っています。
今2018年。
早いものですね。
でも健康診断でレントゲンを撮ると、毎年骨折の形跡あり、と言われます。
妙なくっつきかたをしているのかもしれません。
やや左の胸郭が狭いと言われたこともあります。
が、肺にも呼吸にも異常はないそうですから、良しとしましょう!